Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

農舞台にて

昨日、まつだい農舞台で以下の展覧会を見て来ました。
限界芸術百選プロジェクト 田中みずき銭湯ペンキ絵展
かなり大きなペンキ絵が2点ありました。そこに描かれている松代の名所、旧跡、風物などは地域の皆さんへのアンケートを参照しているとのことでした。
その絵の中で関根哲男さんの小荒戸のあるアート作品「帰って来た赤フン少年」と「十二神社」に注目しました。「十二神社」は田沢集落にあるということ、その田沢は253号線沿いにあることは知っていましたが、右折とか左折とかしたことがない集落であったので、この機会に寄って見る気になりました。
その前に、まず小荒戸の赤フン少年です。


小荒戸から車で2分くらいに田沢集落があります。
ケヤキと大イチョウがあるということに興味!!でした。

大きなケヤキでした。写真を3枚繋いだ写真です。


まつだい「農舞台」 限界芸術百選プロジェクト 田中みずき銭湯ペンキ絵展

「ペンキ絵」という職人技を、限界芸術のひとつとして紹介。日本に3名となったペンキ絵師が、松代の名所を描きます。
【会期】 2014年7月19日(土)〜10月26日(日)

もうもうと湯気が立ち込める湯船から見上げた富士山。誰もが一度は見たことがある、この「銭湯ペンキ絵」を描いているのが、田中みずきさんです。先ごろ約9年の修行を経て独立し、現在国内外で精力的に活動しています。銭湯ペンキ絵の特徴は、定型化された絵図。富士山はもちろん、青い空、海に浮かぶ島、松の木などは必ずと言っていいほど描かれています。その「型」をベースに、東京スカイツリーや松島、厳島といった記号を盛り込んでいく。多くのアーティストが自己表現に熱を入れているのとは対照的に、田中さんはあくまでも「型」の踏襲に心を砕いているのです。
「どこにでもあって、どこにもない日本の自然」。かつて美術評論家石子順造が指摘したように、銭湯ペンキ絵の主題が「実在としての自然」というより「イメージとしての自然」だとすれば、そこには私たちの願望が投影されていると同時に、私たち自身がそれらによって生かされているとも言えるでしょう。銭湯ペンキ絵とは、まさしく生活と芸術が重なりあう限界芸術の地平にあるのです。今回、田中さんは、まつだい「農舞台」周辺を訪ね歩いて得た見聞をもとに、ギャラリーの大きな壁面いっぱいにペンキ絵を描きます。いったいどんな「自然」が現れるのか、ご期待ください。

田中みずき
1983年、大阪生まれ。幼少期から東京で育つ。明治学院大学にて美術史を学ぶ中、卒業論文で銭湯のペンキ絵について調べたことをきっかけに、銭 湯ペンキ絵を制作する絵師の下に弟子入り。9年の修行を経て、昨年から一人で制作を始める。現在、現代美術のレビュー・情報サイト『カロンズネッ ト』の編集長を務めつつ、各地でペンキ絵制作を行っている。
助成:芸術文化振興基金
場所
まつだい「農舞台」
十日町市松代3743-1)
料金
大人600円 小中学生300円
(まつだい郷土資料館との共通入館券)
*「2014夏作品鑑賞パスポート」提示で無料
お問い合わせ
大地の芸術祭の里」総合案内所
TEL 025-761-7767