Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

中原佑介さん死去

美術評論家中原佑介さんが亡くなられてことが分かりました。とても悲しく、残念です。私の「石を送るメールアート」を評価されて「東京ビエンナーレ(人間と物質)1970年」に招待してくださった方です。今回のギャラリー檜での個展を見てもらいたいと電話するつもりでいました。5年前の中越地震のときはわざわざお見舞いの電話を下さいました。昨年10月に国立近代美術館での河口龍夫展のオープンにお会いしたのが最後でした。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

訃報:中原佑介さん79歳=美術評論家連盟会長

 現代美術評論の最前線で長年活躍し、国内外の大型展覧会の企画にも携わった美術評論家連盟会長の中原佑介(なかはら・ゆうすけ<本名・江戸頌昌=えど・のぶよし>さんが死去したことが、11日わかった。79歳。

 神戸市生まれ。京都大大学院の湯川秀樹研究室で理論物理学を専攻。だが、在学中の55年、美術雑誌の公募に応じた論文が入賞したのを機に、美術評論へ転向した。

 70年、日本初の本格的な国際美術展「東京ビエンナーレ」のコミッショナーを務めた。先端的な作品を紹介して賛否両論を巻き起こしたが、その後の美術界に大きな影響を与えた。東野芳明さん、針生一郎さん(共に故人)と並び「美術評論の御三家」と呼ばれた。

 京都精華大学長、水戸芸術館総監督、兵庫県立美術館館長などを歴任。「ナンセンスの美学」「見ることの神話」など著書多数。

毎日新聞 2011年3月11日 19時18分(最終更新 3月11日 19時27分)
[ライフ]ニュース
中原佑介氏(美術評論家連盟会長)
2011.3.12 00:37(MSN産経ニュース
 中原佑介氏(なかはら・ゆうすけ、本名・江戸頌昌=えど・のぶよし=美術評論家連盟会長)11日までに死去、79歳。神戸市出身。

 京都大で物理学を専攻する傍ら、美術評論を始めた。概念的な美術表現を積極的に支持。美術評論家東野芳明針生一郎両氏とともに、現代美術批評をリードした。昭和45年の「人間と物質」展など、内外で展覧会を手掛け、美術界に大きな影響を与えた。

 京都精華大学長、水戸芸術館の美術部門の芸術総監督、兵庫県立美術館館長などを歴任した。

中原佑介氏(美術評論家)が死去
読売新聞 3月12日(土)9時57分配信

 戦後の現代美術をリードした美術評論家中原佑介(なかはら・ゆうすけ、本名・江戸頌昌=えど・のぶよし)氏が3月3日に病気で死去した。79歳。後日お別れ会を開く予定。

 神戸市生まれ。京都大学大学院で理論物理学を学ぶ一方、1950年代に美術評論家としてデビュー。70年に手がけた第10回東京ビエンナーレ「人間と物質」は内外の新しい美術運動を紹介し、高く評価された。

 ベネチア・ビエンナーレ日本館のコミッショナー(展示責任者)を2度にわたり務め、兵庫県立美術館長などを歴任。京都精華大学長を経て名誉教授。著書に「ブランクーシ」「見ることの神話」など。
最終更新:3月12日(土)9時57分
付けたしです。
今日13日の読売の大震災関係の紙面の最下部にに載っていました。謹んで掲載させていただきます。

福島第一原発が爆発

東北の地震により最悪のシナリオが進行しています。政府はパニックを恐れて徐々に避難の範囲を拡大していると思われます。
http://www.youtube.com/watch?v=jMEV-_X5b_8

東日本大震災>福島第1原発爆発 東電、具体的な説明なし
毎日新聞 3月12日(土)19時32分配信

福島第1原発1号機付近で爆発音とともに白煙が上がったことを受け記者会見する東京電力の担当者ら=東京都千代田区の同社本店で2011年3月12日午後5時55分ごろ、池田知広撮影
 福島第1原発1号機で12日午後、爆発音とともに白煙が上がったことを受け、東京電力は都内で会見を開いた。しかし、詳しい状況について担当者は「分かりません」「確認でき次第お答えします」と繰り返し、具体的な説明はなかった。

 東電によると、作業員4人はプラントに水を入れる作業をしていたところ、大きな音とともに白煙が舞い上がり、負傷した。命に別条はないものの1人は骨折、3人は打撲したとみられるという。

 しかし、4人がどこでどのような作業をしていたのか、建物の損傷がどの程度なのかについては「4人は病院に向かっており話が聞けない」「建物の被害はテレビでしか確認していない。作業員を今向かわせている」などと回答。白煙が爆発によるものなのかも不明だという。

 原発周辺の地域が今後、居住できるのかについて尋ねられても「評価は今後検討します」とだけ述べた。【奥山智己、池田知広】