Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

時のスター・スターの時-1

最近、ノーベル化学賞を受賞した米ウッズホール海洋生物学研究所特別上席研究員、下村脩博士(80)が、かつて勤務された長崎大や名古屋大で同賞受賞後初めて講演されたというニュースがありました。下村博士に関する報道で四つのことが頭に入っている。オ…

記憶の色・色の記憶-1

昨日、行き先はさいたま市でした。時間と降車駅などの関係で信越線から長野新幹線ルートで行きました。ちらちらと雪が降っている中を出発。 「二本木駅」へスイッチバックする車中で。朝日に映えて眩しく迫ってきます。こういう雪は何時見ても美しいです。以…

雪の記憶・記憶の雪-2

昨日は晴れ。今日はちらちらとみぞれっぽい雪です。一昨日の雪には意表をつかれましたが。新潟で降らないのに東京へ行って雪を見るのも意表をつかれます。2006年1月22日に上野公園で雪だるまを見ました。その日私は新潟から公用があり上京しました。いつ…

「雪のイメ−ジを変えるイベント」-1

現在、東京画廊さんとの共同で1970年2月に行われた新潟現代美術家集団GUNによる「雪のイメージを変えるイベント」の記録を高級顔料印刷で出版しようとする企画が進んでいる。もう少しでその企画が実現する。 また、福住治夫さんの月刊「あいだ」の次号で…

篠原兄貴に捧ぐ

aw-mlでのクボザイクさんのメールで知ったのですが、3月25日の朝日新聞夕刊一面に連載「前衛バカ伝説 殴る走るナンセンス」で篠原有司男(77)さんと秋山祐徳太子(74)さんが掲載されたそうです。 私は、26日の朝刊で読ませてもらいました。篠原有司…

雪の記憶・記憶の雪

一昨日の夜に2cm程度の雪が降り、名残の雪のようでした。 しかし、昨日はの夕方からちらちらと降り始め、今日の朝には15cmくらいになってしまいました。今8時近くですが、まだ止みません。 ブログで紹介しようと外へ出てワンショット。アトリエのたたずまい…

良寛さんのこと

先日の話題に出てきた長岡市与板歴史民俗資料館で良寛さんの掛け軸が一点展示されていました。久しぶりに見る良寛さんでした。しかし、良寛さんの書の99%は私の力で読むことはできません。私の力で読むことの出来る作品は「一二三」「いろは」「天上大風」…

モナリザとのやりとり

誰でも知っているレオナルド・ダ・ビンチのモナリザ>です。 1919年に、M.デュシャンがモナリザ>の複製にヒゲを描き込みました。そして、その下に、「L.H.O.O.Q」の文字を加えました。 ] 誰かが、「ヒゲを剃られたL.H.O.O.Q」とタイトルをつけました。 そこで…

A.R.Tベンチの物語

2000年の第一回大地の芸術祭の第一次マケットです。それまで野外展の経験が少なく、10種類くらい考えた末にまとまった案でした。 設置場所が町役場前のバス停留所前ということになり、ベンチを付け加えて第2次案。 お付き合いのある山崎ハウジング様に制作し…

雪アートの地上絵09と08

今回の雪アート・新潟ユニットの一員の伊藤歌夜子さんが2月22日に撮影された作品です。さすがに上手に撮れています。 昨日、松代の農舞台事務局の山田さんから写真が送られてきたので掲載させていただきます。 もう完全に雪が消えています。 融雪剤が残って…

"E-mail stamps" Seriesについて

2006年2月のギャラリー檜での個展のために2月26日付けで書いた「のコメントです。 Digital works "E-mail stamps" Seriesについて」 1968年の秋に前山忠君に随行して新宿のアパートに石子順造氏を訪問し、静岡のグループ幻触のメールアートの実物を見…

お庭アート.1

2005年の8月に自宅にアトリエ・ギャラリーと庭をアートの場所にしたアートフロア5Rを完成させました。フロアの時代をというコンセプトを生かした開かれた場所とし、そこで個展も出来るようにと考えた訳です。 ところが、その庭に、近所の猫達が頻繁にウンコ…

オバマ記念日

2ヶ月前の1月20日(日本時間は1月21日)オバマ大統領が就任しました。これから毎月の20日をオバマ記念日として制定し、オバマさんに関する作品やアメリカ関連のE-mail Stamps系の作品を発表して行きたいと思います。 最初の作品は、昨年8月の「Blue Sky Proj…

60年代末の十日町市展と朔風会

昭和43年4月(1968)に新採用で十日町市に赴任しました。その十日町市には朔風会という若者たちの前衛的で活発な美術グループがありました。その中にGUNの活動を通して知己のある方もおられ、グループ展に参加する等で交流しました。その朔風会の働きかけで…

ブログの日付のこと

今日の3時頃から書いたページが18日のところに登録されてしまい19日付けに書き直すことが出来ずに思案し、記事を一部書き直したりしました。まだ、ブログを始めて10日あまりです。まだ書き方のノウ-ハウに疎いのですが生活に一つのリズムが生まれたことは確…

Necktie Project from 1968

2006.3.31日をもって、義務教育の教員を退職しました。そのことで、不要になったものが沢山生まれてきました。その一つがほぼ毎日絞めていたネクタイ。100本以上が残りました。比較的良いものはクリーニングして子ども達に使ってもらうなど。安価なもの、端…

雪と雪アートの記憶

昨日(18日)はとても暖かく、最高で25°くらいだったとテレビニュースでも言っていました。その陽気に誘われて、除雪、消雪関係の道具を終いました。並べてみると絵に見えてきたのでブログで紹介しようと一枚撮影。 冬季の雪との格闘のこと、除雪や雪下ろし…

花ロードの作品と直江兼続の話題

昨年の夏休み、Y市の美術教育の研修講師を務めました。7つくらいの題材を体験してもらいましたが、これはその一つ。額縁を用いて世界を切り取るというもの。対象の見方のイロハの類ですが、やってみるとけっこう面白いんです。より面白くするために、フレー…

晴天の喜び

2005年の7月に自宅の庭で思いついた作品です.何のことはない鏡を上に向けて空を映して楽しむものです。最初は「空景」と名付けましたが、しばらくして「Sky Catcher」と変更しました。この発想の頃、「レンタル・タレル」という発想もありました。今となっ…

富士山の記憶

富士山を初めて見たのは、高校時代の頸城アルプスにある火打山の頂上からで、200kmくらい遠方からである。雲の上にちょこんと突き出ていた。その後、東海道及び上越新幹線の車内から数回で、裾野の位置から見た機会は4回くらいである。もちろん雑誌やテレビ…

開かれた音へ

デュシャンの「秘められた音へ」という作品をもとに、「開かれた音へ」という作品をつくりました。これも、「アート・ウォッチング2008」に出品した作品です。「秘められた音へ」は「内部の物体を公開しない」ということで成り立っています。私は、内部にサ…

「泉」のこと

明日(14日)は、朝早くから出かける予定です。そこで、今日は2つ目の書き込みです。 現代美術を目指して以来、デュシャンの「泉」のことを、自分なりに咀嚼しようとしてきましたが、どうしてよいか満たされない分からないままできました。 この作品を実際に…

3月の風物詩

昨秋は降雪に備えて早めに雪囲い(冬囲い)をしました。この囲いの作業はかなりの負担なのです。ところが降雪は最高で25cm程度しかなく、もう雪はありません。拍子抜けの冬でした。 ともあれ、3月の今頃になると天候の成り行きを見つつ、その囲いを解きま…

6th ふれ美 ふれて楽しむ美術展・2008のこと

昨年、新潟市で開催された展覧会の紹介です。 私は、世話役の鍛金作家の玉川さんからのお声がけを受けて初めて参加しました。 残念ながら会期中は旅に出ていて展覧会自体を見届けることができませんでしたが、沢山の来場者の皆さんが触れて楽しんでおられた…

パリにて(Blue Sky Oriduru Project 2008.12.6)

今日はパリのダイアナさんが交通事故に遭われたガードの上にあるモニュメントのところでのことを書こうと思っていたところ訃報が入りました。 彫刻家の真板雅文氏が3月9日(月)に心筋梗塞のため亡くなられたとの報でした。本当におどろいています。国際的…

折鶴の種明かしと活動略歴

今日の作品は、昨日のパリでの折鶴についての種明かし。このようにデザインすれば誰でもオリジナルな折鶴を折ることが出来ます。ちなみに、これは2007年6月の「上越市環境フェア」のワークショップに使うため制作したものです。今日は自己紹介として活動略歴…

「GUNの軌跡」展(トキ・アートスペースにて)の開催について

新潟現代美術家集団GUNの活動の総括は未だに正式にはなされていない。GUNの活動の集合離散の推移を考えると全体を通して総括ができるようなものではなく、総括するのは不可能でもある。 創設から40年以上経った今日、改めて「新潟現代美術家集団GUN」からの…

On Locationでの展示報告

7月23日(2008)に次のメールが送られてきました。Dear Michio Horikawa,The Sainsbury Centre for Visual Arts, UK, and Black Dog Publishing are producing a book called 'On Location: Siting Robert Smithson and his Contemporaries' to accompany an…

上越タイムス3月2日号

21日の初日にM記者が取材にこられました。 ご本人もずいぶんと楽しんだと言っておられました。

Snow Stamp 09 (Snow Performance)

1980年代に熱心に取り組んだSnowPerformanceを昨年の雪アートで一般公開を決意。文化の普及ということで参加者に手ほどきするようにしました。 すでに作品集を出したり、Webアルバムにも公開していますが、毎年この雪アートで展開することにしました。 Webア…