Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

1971年の冬

このブログの写真アルバムについて容量無制限とあるのに制限がでてきています。今までの写真を削除しなければいけなくなるので、写真の挿入をしばらく休みます。 さて、1971年に入って内省の時が訪れてきます。高度の僻地校勤務で、食事は宿舎で寝泊まりは集…

時のスター・スターの時-2

一昨日辺りからニュースの主役は豚インフルエンザウイルスになっています。肉眼では見ることの出来ないウイルス自体のイメージ映像も時々流されます。それは、形容しがたい形態で、抽象画の仲間のようです。1960年の後半に見られた「ブヨブヨ派」などと呼ば…

Blue Sky Projectに至る過程

4年前から、Blue Sky Projectという大きな枠組みで数種類の作品を展開している。昨年(2008)4月のスペース23℃での個展の際に学芸員のMさんにGeoffrey Hendricks との類似を指摘された。さもありなんということと受け止めた。Geoffrey Hendricksが美術手帖で…

「Blue Sky 折り鶴”プロジェクト」について

“千人一羽 Blue Sky 折り鶴”プロジェクト青空を平和の象徴に 地上から青空が美しく見えた2001.9.11に同時多発テロがおこりました。 その青空への視点から、1945.8.6の広島と8.9の長崎に原子爆弾の投下、そして第二次世界大戦が終わった日も美しい青空だった…

「さん来夢あらい」の広場づくり

今日は妙高市の新井駅前通りにあるサンライム広場でのイベントに行って来ました。妙高市は新井市、妙高高原町、妙高村が合併して出来ました。その新井市の駅前も大型郊外店舗の進出で空洞化が進み、5年前に再開発の新しいアパートやお店が建てられましたが、…

県内個展巡り・絵はがき作品

昨日は自家用車で前山さんと県内の現代美術系の個展巡りにでかけた。ドライブしつつ見て歩いた順番で作家と会場名、展覧会名、会場を記しておく。吉野榮子(游文社・柏崎)、舟見倹二(ギャラリー宮本・長岡)、伊藤歌夜子(ギャラリーmu-an・長岡)、佐藤ム…

精神生理学研究所のこと-2

昨日、稲憲一郎さんから6月の精神生理学研究所を紹介する展覧会のDMが送られてきました。少し早いかもしれませんが宣伝に掲載します。会期が間近になったらまた宣伝いたします。沢山の皆様から見ていただきたいです。 さて、精神生理学研究所の第一回の行為…

山岸信郎さん(追悼)

山岸信郎さんが亡くなられてはや半年経ちました。5月9日に開かれる山岸さんを偲ぶ会の案内が来ました。しかし、出席できるかどうかめどが立っていません。山岸さんの真木画廊で’76.’77.’80に3回個展をさせていただきました。私のこの時期は、多忙を極めて来…

精神生理学研究所のこと-1

最初に稲憲一郎さん、竹田潔さんらの「精神生理学研究所」を紹介する電話を前田常作先生からいただいたように記憶している。記録として、1969.11.23日付けの封筒に入った前田先生の手紙と11.20付けの竹田さんの手紙が手許にある。封書の差し出し人は稲憲一郎…

前田常作先生のハプニング(’69.8)

前田常作先生は、美術手帖の別冊「アンフォルメル以後(’64刊)」で関心を持ち、毎日現代展や長岡文化会館ロビーの大絵画の本物を見て憧れを抱くに至った人である。その先生に初めてお会いしたのは前山忠の作家訪問に同行した際で1967年のことである。その際…

第6回北陸現代作家集団展(1971)にて

1971年の第6回北陸現代作家集団展にNIIGTA GUNとして参加。この頃は、メールアートに熱中し、作品はハガキ、プリントや写真という形が多かった。物質的に大きな作品をつくる表現についての羅針盤を見失っていた。精神的な空洞も抱えていた時期で、斜に構え…

「美術という幻想の終焉」展(メモ)

初めて松澤宥さんにお会いしたのは、長野市信濃美術館での「美術という幻想の終焉」展のシンポジウムに参加した1969年8月10日のこと。勤務地の十日町から飯山線で長野まで出かけたのである。 この年の1月、デザイン批評で峯村敏明さんがアラン・ジュ…

「雪のイメージを変えるイベント」-2(羽永光利さんのこと)

東京画廊さんとの共同で1970年2月11日と15日に行われた新潟現代美術家集団GUNによる「雪のイメージを変えるイベント」の記録を高級顔料印刷で出版する企画が進んで、最終段階を迎えています。昨日、前山忠さんとサインを入れる作業を行いました。次は、市…

GUNのスピリッツ(角さんとのこと-2)

「GUNの軌跡」展のレビューが新潟日報に載りました。意外と早い掲載でした。記者は藤島俊會さんです。その中で、見出しの「懐旧談」と「出発には芸術の初心があった」の二つに得心しています。「日本の文化の中では前衛を走り続けることなど構造的に不可能で…

本日のStamps-5

毎週のように、テレビ記者会見で「頭を下げてお詫びする人」が登場します。今後も、これまで同様に続々と登場するのでしょうか。まるでマスコミによる裁判のようです。これでみそぎを済ます人に逮捕される人もいます。昨日は日本漢字検定協会の巻でした。 続…

GUNのスピリッツ(角さんとのこと-1)

「GUNの軌跡」展を終えての、GUNのスピリッツの検証です。4月も半ば、もうすぐ5月です。5月4日は田中角栄さんの誕生日です。角栄さんには尊敬と憎しみが同居する感情が、今でもあります。さて、佐藤栄作さんが沖縄返還の後に退陣することになり、角栄さんが…

高田の桜・桜の高田’09

4月11日は全くの晴天で、我が高田城の桜が満開となりました。したがって、我が家の桜も満開。 庭のsky Catcherに桜を映して写しました。 春の気分でウキウキという感じで高田城公園へ花見に出かけました。公園までは約1kmです。それと今日(14日)は雨という…

「GUNの軌跡」展を終えて

トキ・アートスペースでの「GUNの軌跡」展が終わりました。まずは、機会を与えていただいたトキさんに心から感謝を申し上げます。 それから、前山さんが6日間の会期中、会場に詰めていてくれたこと、ありがたかったです。 今回のまとめとして書いておくべき…

糸魚川のケンカ祭りと現代美術

今日はこれから、婿殿2人と孫1人を迎えて花見等家族行事ででかけます。明日12日は「GUNの軌跡」展の搬出で東京へでかけます。このページは12日分です。 さて、昨日は国指定重要無形民俗文化財の糸魚川の「けんかまつり」を見にでかけました。というのは、「…

「石を送るメールアート」1

「石を送るメールアート」覚え書き(2009,04,11) 私が「石を送るメールアート」を始めたのが1969年7月21日である.その日から40年が過ぎようとしている。そのこと自体に特別な意味があるとは言えない。 さて、昨年末に分かったことだが、http://www.guardia…

本日のStamp-2

5日は五反田の駅前のホテルで宿泊。6日の朝目覚めたらまたテレビで有名人が謝っていました。そのテレビから取材した。成人している子どものことで親が出てきて謝るというのが日本の文化なのでしょうか。

堀川による前山忠-2

GUN展の4日目である。前山が会場に詰めていてくれるので感謝している。今日は「貘三太郎」のペンネームで2005年9月14日付けで書いたコメントを紹介する。 私設アートレビュー前山忠個展 2005年9月9日(金)〜9月14日(水) 長岡市・ギャラリー沙…

堀川による前山忠-1

美術表現についての自分の考えを、それなりの文章で書けるようになったのは40歳に近くなってワープロを使うようなってからである。手書きからタイプライターそしてワープロへと変化するに伴って、文章も長く書けるようになってきたように思う。さて、前山忠…

色の記憶・記憶の色-2

東京に滞在する時の午前の過ごし方が問題です。というのは、美術館や画廊等の施設が開くのが11時頃だからです。上野の都美術館や国立博物館等は9時や9時30分に開くので、朝早く着いた時はそこで暇をつぶして時間調整をすることがけっこうあるのです。だから…

GUNの軌跡展レポート-2

東京でGUNの展示は1968年以来で、41年ぶりである。昨年1月に長岡のmu-anでGUNをきちんとまとめて紹介する展示の機会をいただいた。それが、今回の「トキ・アートスペース」での展示につながったわけである。この展覧会を契機にGUNが再びグループとして活発に…

大久保作品についての覚え書き

この度の「GUNの軌跡」展に出品されている大久保淳二さんの「リンゴの気持ち」は40年以上を経て再制作された作品である。この大久保の原点と言える作品のオリジナルが作られた大事な場面に関与したものとして覚え書いておきます。大久保は描写力も確かで、素…

GUNの軌跡展レポート-1

6日から「トキ・アートスペース」で「」GUNの軌跡展が始まりました。 そのために2日間ブログを休みました。まだモバイルすることができず、帰宅して書いています。 創設展からのポスターなどの資料です。「眠り込むな」展のポスターが意外と好評でした。…

本日のStamp-1

東京に出発する直前につくりました。タイトルを題材からStampに変えました。 このようなニュースを望んでいる訳ではないですが、毎日い色々な事件があります。 (あわてて作ったので改めて見たら西暦が2004年になっていました。12日にそのことに気付きました…

「GUNの軌跡」展の出品作品の一部紹介

「GUNの軌跡」展の出品作品のE-mail Stamps seriesの「お詫びをする人」シリーズです。3点掲載します.この「お詫びをする人」だけでも100点以上となっています。とにかく「お詫びをする人」が続きます。「お詫び」のオンパレードは、まさに日本の文化そのも…

GUNの堀川•堀川のGUN-1

今日は、朝7時の電車で東京へ出て、色々と用件を果たし、5時より「GUNの軌跡」展のセッティングです。モバイルではないので、ブログは2日間お休みです。 以下に紹介する冊子〔新潟現代美術家集団GUNの軌跡1967-1975」は会期中、会場で2000円で頒布いたします…