Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

GUNのスピリッツ(角さんとのこと-1)

「GUNの軌跡」展を終えての、GUNのスピリッツの検証です。4月も半ば、もうすぐ5月です。5月4日は田中角栄さんの誕生日です。角栄さんには尊敬と憎しみが同居する感情が、今でもあります。さて、佐藤栄作さんが沖縄返還の後に退陣することになり、角栄さんが総理大臣になって間もなく、1972年7月後半のこと。角栄さんは今太閤ともてはやされ、いろんなメディアで特集記事が組まれました。そして、その幼少からの自伝的写真展が全国的に巡回する形で開催されました。
私のところでは、高田駅前通りのいずも屋デパートでその展覧会が開催されました。そこでの会場風景を撮影したものです。

この右端の写真を接写的に撮影し、美術手帖に10月号の「誌面解放計画」に出品するためにつくった零円切手作品(第2作目)です。GUN発行と下部に記載してあります。GUNの活動の一環として零円切手を作成していた訳です。

同じ作品を凸版でも作成しましたがきれいにはできませんでした。その原版です。

それを、2005年にPC技術で再制作した作品です。作品としては品よくなりました。

2005年にまとめたE-mail Stamps Seriesの総理大臣シリーズの作品です。金脈問題で退陣に追い込まれ、その後ロッキード事件で逮捕、起訴されます。

その公判中の1985年10月、角栄さんは生きている間に銅像になられ、上越新幹線浦佐駅東側にお立ちになられたのです。このことを当初から知っていましたが、銅像に初めてお会いしたのは2002年の12月のことでした。いつもお得意のポーズ、手を挙げておられます。