Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

アトリエの床を塗る-1

アトリエの床が汚れてきているのでペイントすることにした。床はコンクリートの色そのものだったが、使うたびにさまざまな汚れを付けてきた。5年経たので、壁と同じ白い色を塗って、イメージチェンジを図ることに。
このことに関して、その他にも動機がある。
この22日に結婚披露宴をする次女の名前に「絵」が用いられている。次女が生まれた時は30歳代の後半に入っており、「前衛的な志向、行為の芸術、反・非芸術」から、この世に受け入れられるような「絵」を真剣に描いていこうという転換への願望があった。
そして、その後5年くらいして「絵の世界」に入り、21世紀を迎えるまでの15年くらいかなり熱心に取り組んだ。
 世紀末から21世紀初頭に大きな転換を余儀なくされた。そして、小泉やブッシュの時代が終わって、今は鳩山民主党オバマの時代である。これまでのように時事的なテーマを批判的に取り上げる軸を立ち上げにくい現状である。
この時点で、ある種の再々スタートを図りたい。
世界を白く塗ることの意義は色々と見つけられるが、1960年代の後半に読んだか、聞いたかは不確かだがアラン・カプローのハプニング論の一つとして脳裏に刻まれている。「床を塗る」「床を白く塗る」そのことで、次女の名に「絵」を付けたような心に一つの願いを刻む行為としたい。今日塗った広さは3.6×2.7平方メートルの広さで、アトリエの約半分である。