Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

二つの「Tree Project」とのつながり

私は今、二つの Tree Projectとつながりを持ち恊働している。
一番目は宮島達男さんによる長崎被爆柿の木2世による「柿の木プロジェクト」である。三条市立月岡小学校勤務中に当時の6学年の活動としてそれを導入し、2000年2月5日に校庭に「卒業記念樹」として2本を植えさせていただいた。その際遠く長崎から柿の苗自体を育ててくださった樹木医の海老沼正幸さんの奥様の順子さんからおいでいただいた。市教委やpta、地元の関係の方々の理解と協力を得て植樹記念の式典を行う事が出来た。
その後10年を経て、先日久しぶりに月岡小学校を訪れ、10周年記念のイベントについて相談させていただいた。10周年の記念行事については現校長先生と職員の総意と創意で行われるものであり、私は植樹当時の職員とも連絡をとりながら、協力・支援させていただくわけである。
月岡小学校の校門近くにある2本の柿です。数年前から実をつけるように成長して来ています。



昨年は枝が折れる程実をつけた第一号です。剪定されていました。今年な花をあまり付けていないようでした。

少し細めの第二号柿です。今年初めて花を付けてくれました。実の収穫が楽しみです。

もう一つはNY在住の砂入博史(Hiroshi Sunairi)さんが推進しておられる広島の被爆「青桐、センダン、柿」の種から育てる「Tree Project」である。
私が推進して来ている昨年の「Blue Sky Project」への参加作品として、砂入さんより三種類の種が送られて来ました。私なりのそれを鉢に入れて根を出そうと努めたら柿だけが芽を出してくれました。そして無事冬を越して間もなく発芽1年目を迎えることになります。現在の木の高さは20cmです。


この長崎と広島の被爆柿の苗と木は確実に成長している。この2本に一生関わっていく私もアーチストとして更なる成長を遂げたいものとあらためて思う。