Art Site Horikawa-I

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原発事故関連

1.福島原発廃炉処理、チェルノブイリより困難=独重機メーカー
2011年 04月 15日 07:24 JST
[アイヒタール(ドイツ) 14日 ロイター] 福島第1原発事故で放水作業などを行う生コン圧送機を製造する独プツマイスター社の技術部門責任者、ジェラルド・カーチ氏がロイターとのインタビューに応じ、福島第1原発廃炉にするためにコンクリートで覆う作業は、旧ソ連チェルノブイリ原発事故と比較してはるかに難しいと語った。

 プツマイスター社は1986年のチェルノブイリ事故でも圧送機を送り、事故処理に当たった。カーチ氏は、チェルノブイリと福島の原発事故は容易に比較できないとした上で、「チェルノブイリでは原子炉1機をコンクリートで覆うのに、11台の圧送機が何カ月にもわたって作業した。だが、福島では4機の原子炉に対処しなくてはならない」と指摘。

 また、チェルノブイリは1機の爆発によるもので、福島第1原発とは違って原子炉を冷却する必要がなく、爆発後すぐにコンクリートで覆うことができたと説明した。

 今後の対処については、日本側でまだ決定されていないとしながらも、冷却が終わり次第、原子炉をコンクリートで覆うのが最も理にかなっていると、カーチ氏は主張。一方で、必要な圧送機を現場に送り込むといった作業を計画・実行することが、福島第1原発を運営する東京電力にとって、まさに大きな課題になるとの考えを示した。
2.海への放出は1500億ベクレル 放射性物質吸着材投入
04月15日(金)22:56(信濃毎日)

 東京電力福島第1原発4号機の使用済み燃料プールから水を採取し、引き上げられるサンプリング容器(下中央の銀色の容器)=12日(東京電力提供)

 東京電力は15日、福島第1原発から4〜10日に意図的に海に放出した汚染水に含まれる放射性物質の総量が、約1500億ベクレルだったと経済産業省原子力安全・保安院に報告した。放出は炉心から漏れたとみられる高濃度の汚染水の移送先を確保する目的。集中廃棄物処理施設内の水や5、6号機の地下水など比較的低濃度の計1万393トンに上った。
 保安院は、当初計画の1700億ベクレルより少なかったとしたが、2号機取水口付近ですでに高濃度汚染水が流出していたこともあり、詳細な影響評価やモニタリングの強化、魚介類の放射線量測定を実施し、結果を公表するよう東電に指示した。
 東電は15日、2号機と3号機の取水口近くの海中3カ所に、放射性物質を吸着する鉱物ゼオライト100キロが入った土のう3袋を投入。放射性セシウムなどを含む汚染水の海への拡散を防ぐ狙いだが、既に大量の放射性物質が海に広がっており、汚染を防ぐ効果がどれだけあるかは未知数。拡散防止用の鉄板を2号機の取水口前に入れる作業も完了した。
 東電は容量約千トン分の仮設タンクを敷地内に設置し、建屋や立て坑の汚染水移送に向け準備。集中廃棄物処理施設で水漏れを防ぐ工事も進めたが、移送開始には時間がかかる見通し。原発本来の冷却機能回復を妨げている汚染水を除去するめどは立っていない。
 次のニュースが爆発後一月後に公表されました。当事者は直後には把握していたことのはずです。日本は支配層から発せられる発表が今でも戦時中の大本営発表と同じと言う支配的ルールそのものががおかしいのです。プレス関係者の取材力とそれ以前の原発へのリテラシーの程度が?です。全ての分野で島国の中でお互いに生きていくための時差ルールがコンセンサスとして歴然として存在しています。客観的の見て、この論理から私自身も逃れ得てはいません。が、今や日本のプレス関係者は世界の笑い者となっていると言っていいのではないかと思うわけです。
3.「原発ほぼ制御不能の所まで行った」細野補佐官
読売新聞 4月16日(土)12時8分配信
 細野豪志首相補佐官は16日午前のBS朝日の番組で、東京電力福島第一原子力発電所の事故発生直後の状況について、「どん底までいった。ほとんど制御不能のところまでいった」と述べ、一時、かなり危機的な事態に陥っていたことを明らかにした。

 その上で、「少しずつだが、コントロールできるようになった。冷却機能の回復という大きな壁を乗り越えないといけない」と強調した。
最終更新:4月16日(土)13時49分
就任してからの管総理の言動を見るに、とても世界に通用する人物には思えません。戦争中の東条英機総理ももこんな菅さんみたいな感じで利権を代表して権力にしがみつき、適当に国民を叱咤激励して采配を振るって来たのではないかとなどと思ってしまいます。菅直人さんは野党時代がピークでした。この大震災で延命しましたが、次のどなたかに総理の座をお譲りになった方が国益にかなうはずです。自民党にも気骨と実力のある人材がいない訳ですから、小沢さんの出番ですよ!なんちゃって。
4.小沢氏「震災対応今のままだと取り返しつかぬ」
読売新聞 4月16日(土)16時54分配信
 民主党小沢一郎元代表は16日午後、インターネット番組に出演し、東日本大震災を巡る政府の対応について「非常に遅いし、不足している。国内的な実害と国際社会の信用低下で、二重に被害が大きくなった」と菅政権の対応を厳しく批判したうえで、「今のままでは取り返しのつかない状況に陥る。非常に深刻だ」との認識を示した。

 また、小沢氏は今後の政局への対応について、「今のような状況をさらに政治が続けていくことは許されない。思い切った政策を菅首相が決断して、皆で頑張ろうというのならいいが、そうでない場合は、政治家としてどうすべきか考えなければならない」と述べた。
最終更新:4月16日(土)16時58分