Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

原発関連ニュース(6月19日)

昨日18日のニュースより。この工程表もすぐにまた改訂されるはずです。昨日動き始めた汚染水処理システムは稼働5時間で急停止になっています。

共同通信のサイトです。
http://www.kyodonews.jp/feature/news05/
内部被曝の不安拡大、独自検査決めた自治体も 福島
asahi.com 2011年6月18日22時52分

 原発事故の後に吸い込んだ放射性物質や食べ物による内部被曝(ひばく)に対する不安が、福島県民の間に広がっている。県民調査の概要がようやく決まったが、本格調査の開始は早くても8月だ。しびれをきらし、独自に内部被曝検査を進める自治体も現れている。

 「私、あの爆発の後、子どもを散歩させたんです。道の草触らせちゃった。内部被曝したんでしょうか」

 国の基準を超える放射線量が計測され、校庭の活動制限が続いていた福島市東部の渡利地区。18日に住民たちが地元医師を招いて開催した講演会では、内部被曝をめぐる質問が相次いだ。

 主婦の大河澄子さん(47)は、長男(1)の健康が心配で質問した。「個人で専門的な病院にかかるしかないのでしょうか。私の不用意で将来子どもががんになったら、本当に申し訳ない」

福島第一原発、汚染水浄化の再開時期は未定
(2011年6月18日22時22分 読売新聞)
福島原発
 東京電力は18日午前0時54分、福島第一原子力発電所の高濃度汚染水処理システムを停止させた。


 セシウム吸着装置の放射線量が本格稼働からわずか約5時間で交換基準に達したためで、東電は処理を一時停止して、原因調査に乗り出した。高濃度の放射性物質を含む汚泥が装置内に詰まった可能性があるが、特定には至らず、再開時期は未定だ。停止が長引くと、1週間程度で敷地内にたまる約11万トンの汚染水が外部に漏出する恐れがある。

 このシステムで浄化した水を原子炉に戻す「循環注水冷却」の実施は19日以降に延期となった。

 吸着装置は、ゼオライトという鉱物を詰めた筒状容器に汚染水を通すことで放射性セシウムを除去する。6本1組で4列配置されているが、そのうちの1列の最初の容器の表面で毎時4・7ミリ・シーベルトの線量を記録。1か月で交換するとしていた線量基準である同4ミリ・シーベルトをわずか5時間で超えた。
福島の全県民健康調査 放射線量高い浪江、飯舘などで先行
産經新聞 2011.6.18 20:31
 東京電力福島第1原発の事故を受け、福島県が約200万人の全県民を対象に行う「県民健康管理調査」の概要が18日、検討委員会(座長・山下俊一長崎大教授)で決まった。

 今月下旬から数週間、放射線量が高い浪江町飯舘村、川俣町山木屋地区にいた約2万8千人のうち、県内避難者に「先行調査」を実施する。このうち、子供や屋外で働いていた人など計100人には、放射性セシウムを検出しやすい尿検査と、全身を測る機器「ホール・ボディー・カウンター」を併用して内部被(ひ)曝(ばく)の実態を調べる。

 8月ごろには、事故発生の3月11日に県内に居住していた全員を対象に「基本調査」を開始。問診票に行動記録を書いて返送してもらい、被曝線量を推計する。避難区域の住民や、基本調査で必要が認められた人には、血液や尿、子供の甲状腺検査など「詳細調査」も行う。

 問診票は、事故後の生活場所や滞在時間を1時間単位で書くため、混乱も予想される。