原発関連ニュース(7月4日)
コピペで失礼します。
先日の東電の株主総会前後で明らかになった東電会長や前社長、常務などが関連会社に天下るという無責任さには本当に頭に来てしまいます。原発の事故で誰も責任を取らないのはどう考えても納得がいきません。
<福島第1原発>東電おわび行脚 対応に怒る浪江町長
毎日新聞 7月3日(火)21時25分配信
東京電力福島第1原発事故の「おわび行脚」で福島県と原発周辺13市町村を訪問していた同社の下河辺和彦会長と広瀬直己社長は3日、浪江町や南相馬市などを訪れ全日程を終えた。同町では、町の質問状への回答書を持参せずに反発を招き、広瀬社長が予定を変更して夕方に再訪する一幕も。一連の訪問では自治体から賠償問題を中心に注文が相次いだ。
3日午前に訪れた両氏に対し、浪江町の馬場有(たもつ)町長は「美しい町を離れて481日目。長いつらい悔しい生活だ。町民1万4000人はバラバラに避難している」と訴えた。回答書がないことを知ると「はなはだ憤りを感じる。誠意がない」と一喝した。
質問状は、事故直後の町への連絡体制を問う内容。東電は先月の事故調査報告書で「(昨年3月)13日から社員が訪問」と記載したが、町側にその記録はないため3日までの回答を求めていた。広瀬社長が再訪時に持参した回答も同趣旨で、馬場町長は「でたらめ。全部うそです」と反発を強めた。
両氏は就任翌日の6月28日の佐藤雄平知事を皮切りに自治体を順次訪問した。「線量が高く戻るに戻れない。できるだけ早く財物賠償を」(渡辺利綱・大熊町長)、「説明が後手で、市民は『再び事故が起きるのでは』と不安を抱えている」(渡辺敬夫いわき市長)などと厳しい注文を受けた。【泉谷由梨子】
特集ワイド:西新宿から4キロ2時間、「素人の乱」デモに参加した 「再稼働反対、再稼働反対!」鳴りやまないシュプレヒコール
毎日新聞 2012年07月04日 東京夕刊
仮装や野田佳彦首相の人形を手にデモを率いる先頭集団。後ろに普段着の人たちが連なる=東京都新宿区で2012年7月1日、竹内幹撮影
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◇自然発生だから広がる
◇言葉も交わさず醸される共感、楽しい感じに集う人々 視線の6割は好奇か好感
関西電力が大飯原発3号機の原子炉を再起動した1日、東京・新宿で催された「原発やめろ野田やめろ」デモに参加した。日曜日の夕方、あいにくの雨だったが、西新宿から歌舞伎町まで約4キロを2時間かけて歩くと、予想外の「発見」があった。【藤原章生】
「再稼働反対、再稼働反対!」。気に入った曲のフレーズのように、原稿を書いている今も、耳の奥でシュプレヒコールが鳴りやまない。ドイツ語辞典で調べると、シュプレヒコールとは演劇用語で大人数が朗読、朗唱することを指す。思想家の柄谷行人(からたにこうじん)さん(70)はデモを「動く集会」と解釈したが、「歩く合唱」と言った方が似合いそうだ。
主催は松本哉(はじめ)さん(37)。自身が営む東京・高円寺の雑貨店の名を使い「素人の乱」と名乗り、東日本大震災のあと5回呼びかけてきた。柄谷さんや社会学者の大沢真幸さん、法政大教授の田中優子さんら9人が賛同人に名を連ねる。私も趣旨に共鳴したので、取材だが家族で参加することにした。