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世相の一コマ(山形大学の話題)

山大生逮捕相次ぐ「異常事態」に学長陳謝 専門家から協力も
山形新聞 2月6日(水)10時30分配信
 窃盗や公然わいせつの疑いで山形大の学生が相次いで逮捕されたことを受け、結城章夫学長は5日の定例会見で、「異常な事態。深くおわび申し上げる」と陳謝。再発防止に向け、若者の心理に詳しい専門家の協力を得る考えを明らかにした。

 本年度に入り、同大の学生の逮捕者は計6人に上る。1月31日に人文学部4年の男子学生が窃盗容疑で逮捕されたのに続き、今月1日には医学部4年の男子学生が露出した下半身を女性に見せたとして逮捕された。

 同大は昨年10月に3人目の逮捕者が出た段階で▽学部ごとに集会を開き、全学生に注意喚起する▽学生に対し、教員が折に触れて理性的な行動をとるよう指導する―などの再発防止策を打ち出し、実施してきた。結城学長は「ほとんどの学生は真面目に生活を送っている」とした上で、「繰り返し学生に訴えてきたつもりだが、思いが十分伝わっていない部分があった」と肩を落とした。

 不祥事が相次ぐ原因について問われると、結城学長は「われわれが持つイメージと実際の学生の間にギャップがあるのかもしれない」とし、「青少年問題、今の若者の気質に知見のある専門家のアドバイスを得て、突っ込んで分析し、対策を根本的に考えたい」と述べた。

山形新聞社

顔ゆがめる学長、今年度12人検挙された国立大


学生の相次ぐ逮捕を受け、記者会見で陳謝する結城学長
 山形大の学生が相次いで逮捕されている問題を受けて、同大の結城章夫学長は5日の記者会見で「いろいろな専門家がいるので、もう少し突っ込んで分析し、専門的なアドバイスをもらいながら、何かやれることはないかを考えていきたい」と述べ、青少年問題や若者気質などに詳しい学内の専門家らの意見を踏まえ、新たな再発防止策を検討する方針を示した。

 会見の冒頭、結城学長は「一部の学生の行為が、多くの卒業者や教職員が築き上げた山形大への信頼を一瞬にして揺るがす」と危機感を表明。その上で「世の中が少し変わってきている。我々が持っているイメージの学生と、実際の学生とはギャップがあると感じる」と漏らし、不祥事が止まらない現状に顔をゆがめた。

 同大では今年度、窃盗や公然わいせつなどの疑いで学生6人が逮捕されている。教職員や受託研究員を含めると、逮捕を含む検挙者は明らかになっているだけで12人に上る。再発防止策として、学部ごとに学生を集めた集会を開くなどして注意喚起をしてきたが、逮捕者が後を絶たない状況になっている。

(2013年2月6日16時02分 読売新聞)