Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

良寛さんのお墓参り

11日、寺泊から長岡に向かう道中で良寛さんの墓参りをしました。良寛さんのお墓は島崎の隆泉寺にあります。お墓参りをするのは15年ぶりくらいで3度目。
さて、唐突ですが松岡正剛さんの著作「外は、良寛」は最後に「気がつけば外は良寛良寛だらけです」という言葉で締めくくられています。これを、外には「良寛的なるもの」が満ちあふれていると解釈しています。今、外は春。次々と花が咲き、木々が芽吹き、万物が躍動を始めています。この外のすべてが「うらをみせ、おもてをみせて」宙を舞い、眼、心を惹き付け、言葉を発しています。私も、そのような「良寛的」なものの中で呼吸をしているわけです。「良寛さん」という言葉を発すると、何か満ち足り、安心した気持ちになります。そんな思いを込めて手を合わせ、お参りして来ました。良寛さんを語るには言葉が少な過ぎです。例えば「お客を来ているのを忘れて月を見て過ごす」など。

隣りにある良寛さんの弟の由之さんのお墓です。