舟見倹二の世界展−3
本日よりギャラリー湯山で舟見倹二の世界展(土日祝開催・13日間)がスタートします。
写真は出品作のBoxArtの一点「2時45分、その時ー3.11 福島原発に寄せて」。100はシリーズの100作目の意味です。小さなボックスの中に封印された時間と記憶のオブジェが広がりあるメッセージを編み出しています。これらBoxArt群はその制作に関するメモも下部に添えて展示されています。そのディテールで語る言葉を呼吸を数えながら丹念に見て行く必要があります。
ギャラリー湯山の地は残雪の残る中、ようやく桜の季節の到来です。茶の間と座敷の南側から桜の開花が見えます。
その逆方向(南側の道路)からのギャラリー湯山です。桜は、右側の個人住宅のものです。
さて、昨日、型通りに内覧会を計画しました。作家本人の舟見倹二、運営委員代表前山忠、運営委員副代表堀川紀夫の3人が控える中に、訪れてくれた報道関係者等はゼロ。観客の実体のないコンセプチャルな時空を秘めた内覧会になりました。などと、理屈を考え内心で大笑いしました。
今日は改めて、茶の間の神棚に「千客万来」とまでは行かなくていい、合計で「二百客入場」でいいのでお願いしますと祈りたいと思います。
今日はソプラノ丸山正子さんによるオープニングイベント「うたの花束」があります。煤で黒く彩られた古民家の茶の間に初めてソプラノの歌声が響きます。
あいにく今日の天気予報は悪く、空には雷様がおられるようです。今の時点(午前3時)で、遠くから雷様の音がします。午後になったら暴れないで天空へお帰りくださいと、雷様と雨様にあらかじめお願いしておきます。