Art Site Horikawa-I

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式年遷宮

jijicomより
ご神体、新社殿へ=20年に1度「式年遷宮」−伊勢神宮遷御の儀

遷御の儀」で、白い絹布で囲った「絹垣(きんがい)」に覆われて新正殿に移るご神体=2日夜、三重県伊勢市伊勢神宮内宮(代表撮影)
 三重県伊勢市伊勢神宮内宮で2日、これまでの正殿から新しく造営した正殿にご神体八咫鏡(やたのかがみ)を移す「遷御の儀」が行われた。1300年以上の歴史を持つ伝統的な祭りで、20年ごとに社殿を造り替える「式年遷宮」は、クライマックスを迎えた。

 午後8時前、すべての照明が消され、天の岩戸が開いた故事にならい、神職が夜明けを告げる鶏の鳴き声を模した「カケコー」の声を3度上げて儀式が始まった。
 同8時ちょうどに天皇陛下の使いである勅使が「出御(しゅつぎょ)」と3回唱える。これを合図に、ご神体をささげ持った大宮司らが白い絹布で囲った「絹垣(きんがい)」の中に。

遷御の儀」に向かう臨時祭主の黒田清子さん(写真中央)と神職ら=2日夕、三重県伊勢市伊勢神宮内宮
 たいまつの火が暗闇を照らす中、百数十人の神職らからなる遷御の列は楽師の演奏に合わせ、約40分かけて旧正殿の西隣に建てられた新正殿へと移動した。神社関係者ら約3000人の奉拝者は、絹垣の中をご神体が移り行くシルエットを静かに見守った。
 遷御の儀には、天皇陛下の代わりに伊勢神宮の祭典をつかさどる祭主として昭和天皇四女の池田厚子さん(82)が出席する予定だったが、陛下の長女黒田清子さんが臨時祭主として出席。安倍晋三首相や、皇族代表として秋篠宮さまが参列された。(2013/10/02-21:30)

 日本の天皇制と右傾化を顕著に見る事が出来た式年遷宮のクライマックスでした。調べてみたら、ご神体は三種の神器の一つの鏡だそうです。それが絹の囲いの中で誰も見る事が出来ないというのですが、ご神体は物質ですからそれを管理保全する役目の神官もいるわけです。神道の約束事でその神体を人々には見せない。国民の心を支配する神道のしくみの一つが見えて来ます。
私は今のところ宗教というものを持っているとは言えませんが、仏教より神道的なものを身近に感じ、自宅には神棚を設置して、観光地の神社で買って来た適当なお札をお祀りしています。遠出をする時は神棚に向かって柏手をしてでかける習慣があります。
少し難しい事を書きましたが、代表撮影の写真を謹んで借用して堀川国発行の式年遷宮の記念スタンプです。