次女の結婚記念作品
明日11月22日は次女の結婚式である。親からのプレゼントとして、この結婚を祝う作品をつくった。結婚する相手が正式に決まった一年前くらいから構想を始め、具体的な制作活動は一月前から始めた。集中して制作したのは10日間くらい。フォトショップをツールに奮闘してつくったものである。
現代美術とは違うコンセプトの作品であるが、それなりの意図で制作した作品である。この2点の作品をタトーに入れて記念品として結婚式の出席者にお配りするのである。
まず、婿殿にちなむ作品。婿殿は福島県の三春町の出身。三春町と言えば、天然記念物の「滝桜」に「三春駒」が有名。満開の滝桜を背景に黒と白の三春駒をあしらった。黒は繁盛、白は長寿などを意味するという。白の駒は婚約の節目にいただいたもので、白を反転させて黒駒のイメージをつくることができた。
滝桜の取材について、以前に書いている。
http://d.hatena.ne.jp/niigata-art226/20091026/1256558552
さて、次女は新潟県上越市の出身。上越は「高田」と「直江津」が合併して出来た。全国的には「高田」出身と言った方がしっくりとする。
高田は城趾公園の百万人観桜会と越後富士と呼ばれる妙高山が有名。春の雪形の「はね馬」が見える時期の妙高山に桜をあしらった。
技法はCGのフォトモンタージュで限定70部。オフセット印刷によるマルチプルである。
美術家の親として、子供の結婚に用いる作品をつくることを一つの夢と考えている。まず最初に長女の結婚に際してつくった。この時はシルクスクリーン版画。このシリーズ作品、長男が結婚する三作目が最後である。三作目が何時になるのかは神のみぞ知ることである。
このブログを書いて、眠ろうとしたら窓から星が見えた。そこで外に出て夜空を眺めて見たら西にカシオペヤ、北極星、東に北斗七星が並んで見えた。この星空に改めて次女の幸せを願いました。悠久の時の中でこの日の星空を記憶に留めておきます。なんちゃって。