Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

松代・雪アート「大ゾリ」スタート

雪アートの「大ゾリプロジェクト」がいよいよスタートしました。昨日、K材木店が倉庫の梁から下ろしてもらいお借りしてきました。
今回は大ゾリと見栄を切っていますが計ってみると滑走面が190cmでしたので中ゾリ規模です。梁の上に大ゾリもあるのですが、私のアトリエでの制作、予算面、スタートの遅れなどから今回はこの規模(自家用車で運搬できる範囲)でということになりました。舟見さんと一緒に運んで来て、まずゴミを落す等から始めました。滑走面が丸く滑らかで、ワックスをかければすいすいと滑る事間違いありません。横木を付ける部分にヒビが入っていたりするのを補強し、全体を整備し直して40年ぶりの復活劇を演じていきます。


滑走面が190cmです。それでもかなりの存在感があります。

とりあえず、水洗いで40年前の垢を落しました。

さて、昨日の夜からかなり雪が降りました。積雪60cmくらいになっています。この雪の中、長岡で雪アートの打合せがあるのですが行けるかな?と言う感じです。

雪アート「Bird Cafeプロジェクト」参加者の一人の大久保淳二さんのアイデアスケッチが届いたので紹介します。
コンセプトです。
鳥たちへの応援歌(鳥追い唄に替えて)
提案 大久保淳二
 今夏、史上稀に見る世界的な気温の上昇によって、人間のみならず動植物も生存に関わる大きな影響を受けた。クヌギ類が枯れ、ドングリなどの木の実の不作などから、イノシシ、猿、熊などの餌が不足した。鳥たちももちろん餌不足だろう。鳥インフルエンザも心配だ。朱鷺をはじめとする絶滅危惧種の保護や共存も含めて、この厳しい冬にせめて「鳥追い唄」を替え歌にして鳥たちへの応援歌にしたい。

しーばんトリも ごーばんトリも たちあーがれ ホーイ ホイ
○ たちあがれ→応援の意味で 奮い立ての意味に替えて

鳥追い唄:古くから伝わる鳥追いの行事(1/14本来は田畑に害になる鳥を追い払う行事)に拍子木をうち、唄いながら、集落を練り歩く。
(大久保の出身地、十日町市中条下町地域の鳥追い唄)(※地域によって歌詞も節も異なる。)
(1)「あのとりゃ どっから追ってきた このとりゃ どっから追ってきた
 信濃の国から追ってきた なに持っておってきた シバぬいで追ってきた しばんとりも ごばんとりも たちあがれ ほーいほい ほんやら ほんやら ほーいほい」 
(2)「おらがうらの 早稲田の稲を なんどりがまくらった
 すずめどりがまくらった すずめ すわどり たちあがれ ほーいほい
 ほんやら ほんやら ほーいほい」

イメージです。

私の関係のプロジェクトのイメージを追加掲載しておきます。
大ゾリというネーミングをやめて「木馬ぞりプロジェクト」に変更する事にします。大ゾリと言うと昨年の中里のソリに比べて半分くらいですので。今回のソリの大きさを馬ぞりと言うなら馬の実物サイズと言ってよい大きさです。

今年のBird Cafeのイメージです。コンセプトは「小鳥のユートピア」です。小鳥達への応援歌の一つです。