Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

プルトニウムとは-1

教員としての現役であった2005年に文科省、(財)放射線利用振興協会主催の原子力体験セミナーに出席しドライアイスを使って放射性物質から放射線が放射される様子を可視化して見る「霧箱の実験」をさせていただいた。その時に原子力発電の関する参考資料も沢山いただいたが、退職する時に勤務校へ残して来た。その後参加者個人宛にいただいたセミナー通信は薄い冊子なのでまだ処分されて「原子力ルネサンス」「原子力政策大綱」「原子力立国計画」「原子力界の再編成」などのキーワードをバラ色に解説する記述がある。この度の福島第一原発の爆発事故を受けてこれらの政策、計画全ての見直しが必至である。私も老化防止のためにも頭を使って原子力関係の自主学習に取り組んでみたい。

1.プルトニウムとは
2011/3/29 0:55(日本経済新聞
印刷
 ▼プルトニウム 天然には存在しない人工の放射性元素。核物質の中でも毒性が強い。ウランが中性子を吸収すると生成し、使用済み核燃料の中に多く含まれる。福島第1原子力発電所の3号機では核燃料サイクルの一環で、ウランとプルトニウムの混合酸化物(MOX)を燃料の一部に使っている。

 プルトニウム238、239、240など、重さや性質の異なる複数の種類があり核分裂反応を起こすものもある。プルトニウム238の場合、半減期放射性物質の量が半分に減るまでの期間)は87年。中性子線を出し発がん性が高い。その比率によって過去の核実験に由来するのか、別のところから来たのかを推定することができる。