Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

「赤塚行雄を偲ぶ会」展案内

久しぶりの美術の話題です。
昨年5月19日に亡くなられた美術評論家赤塚行雄さんを追悼する展覧会です。赤塚さんは長野県の松代の出身で1960年代後半に雑誌「現代美術」やピエロタ等で活躍され「三木富雄論」や「多田美波論」などの貴重な美術評論を残されました。
新潟との関わりでは、前山忠さんが学生時代(1966年)に銀座で個展をした際に出会い、その後の新潟現代美術家集団GUNの結成に影響を与えた方です。私がお会いしたのは、1966年11月の高田市大嶋画廊で学生「五人展」を開催した際です。当時の作品に作品を変えるようにコメントをいただいたことを覚えています。その際のレクチャーの標題は「ローシェンバーク以後」。この時のインパクトから私の頭にも現代美術という言葉が入って来ました。1968年の4月のGUN展には講師として来ていただきました。お会いした最後は1979年のサトウ画廊での個展で上京した時でした。
私はこの展覧会に最新作の震災後「E-Stamp」と資料として赤塚氏からいただいたメールアート作品(1982年)を出品します。

今日のE-Stampは大震災義援金への高額寄付者のイチローです。コメントの無い寡黙なイチロー、走り続けるイチローにふさわしく後ろ姿のイチローを使わせてもらいました。