Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

大震災一月後に津波の高さ発表

1.東日本大震災 東京電力福島第1原発15メートル近い波が襲ったとする調査結果発表
フジテレビ系(FNN) 4月10日(日)1時14分配信
東京電力は、東日本大震災で、福島第1原発には15メートル近い高さの波が襲っていたとする調査結果を発表し、映像などを公開した。
公開された津波の映像は、避難した作業員が、近くの展望台から第1原発付近を撮影したもので、東京電力では、付近のがけに当たった波しぶきの高さは、20メートルを超えているのではないかとしている。
東京電力は会見で、「大きな津波そのものが敷地の前面から襲ってきたのではないか」と話した。
また東京電力は、第1原発をおよそ14〜15メートルの津波が襲い、原子炉建屋やタービン建屋を含むエリアのほぼ全域で、浸水の深さが、およそ4〜5メートルに及んだという調査結果を明らかにした。
東京電力が震災前に想定していた津波の高さは、最大で5.7メートルだったという。
一方で、第2原発では、津波の高さは海水ポンプの設置エリアで7メートル程度で、主要建物エリアでは道路が冠水したものの、第1原発ほどの被害はなかった。
最終更新:4月10日(日)1時14分

2.“落ちない石”耐えた 石巻・釣石神社(河北新報

度重なる余震にも耐えた釣石神社の巨石=9日、石巻市北上町
 合格祈願で有名な宮城県石巻市北上町の釣石神社にある「落ちそうで落ちない」巨石が、東日本大震災の揺れと津波に耐え、崩落を免れた。
 神社のある越波地区は北上川を逆流した津波に襲われ、76戸のうち73戸が流された。濁流は神社の境内を表土ごとえぐり、社務所や大鳥居ものみ込んだ。
 水が引いた数日後、住民が見に行くと、巨石は震災前と変わらぬ姿を保ち、受験生が掛けた絵馬も流されていなかった。地震で石灯籠などは倒れ、巨石のすぐ下まで波が迫った跡があった。
 近くに住む鈴木栄幸さん(68)は震災当時、ゴーという津波の音に驚き家を飛び出した。しぶきが迫る中、居合わせた参拝客ら4人と巨石のそばの階段を駆け上がり、九死に一生を得た。鈴木さんは「釣石さんが導いてくれた」と感謝する。
 神社は江戸時代初期、山間部から現在地に遷宮されたと伝えられる。1978年の宮城県沖地震でも落ちなかった。
 宮司石巻市職員、岸浪均さん(56)は9日、神社に戻り、巨石の無事を確認した。「困難を乗り越える心のよりどころが残ってくれた。地域の復興を見守ってほしい」と話した。(酒井原雄平)
2011年04月10日日曜日