Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

福島民放と民友より

1.想定放出量数値で混乱 「誤り」と一時会見中断
 政府の現地対策本部は12日午前11時すぎから、経済産業省原子力安全・保安院原子力安全委員会の職員が、福島第1原発からの事故後の放射性物質の想定総放出量についての発表を始めたが「保安院の数値に誤りがあります。会見をなかったことにしてください」として会見を中断、その数分後に「やはり先ほどの数値で確定です」と会見を再開する混乱があった。
 政府現地対策本部は「出所は不明だが、政府から会見中断の指示があった。その後に会見して大丈夫だとの連絡があった。混乱を招いたことについては厳重抗議する」とした。
(2011年4月13日 福島民友ニュース)
2.国が「きちんと説明を」 飯舘村議会が災害特別委 
 福島県飯舘村で開かれた村議会災害特別委では、計画避難に向けた話し合いが本格的に始まった。菅野典雄村長は「国の責任ある人が村に来て、避難区域の設定や、なぜ避難が必要かをきちんと説明してもらうのがスタートだ」と交渉に臨む決意を示した。
 苦渋の表情の委員からは「何らかの補償の言質をもらわないと」「村を離れない人は相当いるだろう」「なんとか2000頭の牛を助けたい」などの意見が出された。
 村は13日から16日まで、20行政区の計画避難懇談会を6カ所で開き、村民の声を聞く。13日からは南部地区の乳幼児と保護者、妊婦約30人が福島市飯坂温泉に避難する。
 人口約6000人の村は、自主避難で一時約3000人になった。新学期を前に5000人程度になり、企業や商店が平常の操業、営業を開始したばかりだった。婦人服縫製会社・フレボー東洋の佐藤栄一社長は「従業員は家族と一緒に行動する主婦。倒産するしかない」と怒りをあらわにした。

【写真】計画的避難について意見が出された飯舘村議会の災害特別委。中央は菅野村長=12日午後2時30分ごろ、村役場
(2011/04/13 10:17)