Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

「斜めの家」見学会

昨日は満月、久しぶりに月を見ました。いつものようにSky Catcherに月を捉えてみました。美しい春の月でした。同じ月に照らされているはずの大震災の被災地人々のことを思いました。

午前10時頃に注文しておいた紅しだれの木が届いたので庭に植えました。


午後は上越市出身の建築家渡辺洋司さんの作品「斜めの家」の見学会があり春日山林泉寺の近くの大豆まで見に行ってきました。渡辺洋司さんの作品の内部に入ったのは初めて。数年前まで姪さんご夫婦が住んでおられたそうです。外観と窓の作りに強く主張するデザインがあり、内部にスロープを仕組んだ階段の無い家でした。重厚な作りの外観と意外と軽薄な内部の壁、部屋ごとの床や引き戸の赤、黒、青を配した色彩のメッセージなど渡辺さんの意図したものについて色々と感想を持ちました。


見学会の解説者は県内で活躍する建築家の大橋秀三さんでした。が大橋さんの写真はありません。渡辺洋司さんの強烈な個性を語る施主との衝突で放った驚きの言葉などのエピソードが記憶に残りました。写真中央は渡辺さんとの付き合いのあった舟見倹二さん。

内部のスロープです。白壁?は残念なことに変色していました。

南側の庭に面した大きめの窓の引き戸がそれぞれに4種類(袋戸になっている)ある珍しい造りです。

参加者で記念のスナップ。

最後の一枚。このドームは何でしょう。これは今回の見学会のコーディネーター役の橋本桂子さんのお宅のお風呂の外観です。帰りの道中で見学させてもらいました。個人住宅のお風呂としては本当にユニークで住宅街の一角に球体が主張していました。橋本さんは美大の洋画コースを出られ、その後現代美術を扱う画廊に勤めておられたという経歴をお持ちの方でこの上越では貴重な存在であると感じた次第です。