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希望ある話題

末永く遺児支援、安藤忠雄氏ら「桃・柿育英会
(2011年5月19日01時28分 読売新聞)

巨大地震遺児育英基金設立について記者会見する安藤忠雄さん(18日、文部科学省で)=菅野靖撮影

 東日本大震災で肉親を失った遺児の学びを支援しようと、建築家の安藤忠雄さんらが18日、「桃・柿育英会」を創設した。

 ことわざの「桃栗三年柿八年」にちなみ、遺児の成長を末永く見守っていこうという決意を込めた。一般から資金を募り、震災遺児を経済支援する。

 安藤さんは、阪神大震災の時にも「桃・柿育英会」を設立。震災後10年で企業や個人から約5億円が集まり、震災遺児の小中高生計418人を支援。今回も会員から毎年1万円ずつ、10年で計10万円を支援してもらう計画で、集まった資金は被災地の県教育委員会を通じ、子供に給付する。

 発起人には、安藤さんの呼びかけに応じた指揮者の小沢征爾さん、ノーベル物理学賞小柴昌俊さん、同化学賞の野依良治さん、ユニクロを展開するファーストリテイリング会長兼社長の柳井正さんら9人が名を連ねた。同会では、発起人らが被災地の学校を訪問し、子供の頃の夢を語り聞かせる企画も検討している。