Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

3つの展覧会

本町のお馬出しプロジェクトの提案展示をした後、舟見倹二さんと3つの展覧会を見るドライブにでかけてきました。10時40分頃に出発。北陸高速ー巻・潟東からおりて矢代田へ。
大橋秀三さん。ギャラリー開でこれまでに設計された作品を図面と写真で今日まで公開しています。その開のご主人の建築士の田沢さんと大橋さんのコラボでレーションで五泉市で小住宅の建設中というので田沢さんご自身から案内していただきました。初めて五泉市に足をおろした次第。旧住宅に付け足す形の平屋でした。南と西に縁側を付けて庭を愛でるお年寄り用の部屋。お年寄りへの温かい建築的配慮がよくわかる設計でした。


茶色の方形が大橋さんの設計の特色と言える開口部の二重戸の入るところです。

平屋の旗にロフトを生み出す梁の組み方が分かります。

後ろに母屋が見えます。

現場の近くに八幡宮がありました。その堂々たる作りに五泉のニットなどの産業の往事の隆盛が偲ばれました。

次は見附市今井美術館ギャラリーでの池原浩子さんの個展です。

DMです。ここに池原さんの制作のコンセプトが明確の表されています。それはタオル地と思われる布を利用した質感とモノクロームといってよいです。ドローイングは無くペインティングのみの画面です。大作100号が7点余り。破綻なき追求ですが戦後の現代美術の流れを近くに引き寄せてみた率直な感想として、もう一つの着眼が欲しいと思いました。その意味で池原さんは需要な地点:登坂すべき岩盤にたどり着いたと思います。

最後は長岡のギャラリーmu-anでの丸山正三個展。99歳白寿の新作がたくさん並んでいました。超人的な作家活動の展開です。このお年で医者のお仕事もされ、そして一つの作風を貫いて現役洋画家の展開をしておられることに感動してしまいます。本当に驚いてしまいます。大先輩作家に脱帽し敬礼です!