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日本大使館前に「慰安婦の碑」





国際化時代に前代未聞の行為 「反日の虚構」定着危惧 日本大使館前に「慰安婦の碑」

産経ニュース2011/12/15(木) 00:26:29.07
 ソウルの日本大使館前に建てられた反日団体による「慰安婦記念碑」は、国際的には前代未聞のことだろう。反米運動は 世界各地にあるが、米国大使館前に反米記念碑が建てられたという話など聞いたことがない。

 反日では“超法規的”に何でもありの韓国だが、これは明らかに度を越している。今週末、李明博大統領の訪日が予定 されているが、民間団体の行為とはいえ、これでは日本の対韓感情の悪化は避けられない。
 今回の“国家的侮辱”に対し日本大使館は、計画を思いとどまらせようと全力をあげた。「大使館前は困る」と場所変更を 含め、さまざまな筋に訴え続けた。

 道路を管轄する地元の鍾路区は、最終的には「許可の権限外」として正式の許可は出さなかった。日本の訴えを受けた
韓国政府の要請(?)があったためだ。“無許可建造物”にとどまったことは、日本側の外交努力の結果といっていい。

 韓国では2002年、米軍車両による女子中学生轢死(れきし)事件で反米運動が高調した際、反米団体が米大使館から 離れた路上に記念碑を無許可で建てたことがある。しかし、鍾路区は半年後に撤去している。
それにしても国際化時代のまっただ中で「貿易額1兆ドル突破」を国を挙げて祝い、韓流ブームを世界に誇る韓国で、外国公館に対するこんな品のない行為が許されるとは。

 「日本大使館前の慰安婦記念碑」に外交当局者など韓国政府も、内部的には困惑している。しかし市民運動全盛時代で、慰安婦支援団体の“無理押し”を説得できない。日本がらみだけに、マスコミなど世論の政府批判を恐れるのだ。

 韓国政府が過剰に気遣いし、支援団体が「記念碑建立」を強行できた背景には慰安婦問題の“聖域化”がある。20年に
わたる執拗(しつよう)な日本非難キャンペーンの結果、元慰安婦の老女たちは今や「独立運動功労者」のように英雄視され、亡くなると必ず経歴、写真付きで新聞に出る。

 日本統治時代の戦時中、貧困などさまざまな理由で慰安婦生活を余儀なくされた彼女たちが、外地の慰安所などで日本軍 将兵を相手にしたため「日本帝国主義の被害者」として今や、日本糾弾の反日運動のシンボルになってしまったのだ。

 韓国では慰安婦問題をめぐって、すでにある種の「神話ないし虚構」ができあがっている。支援団体はそれを国際社会に拡大し 日本非難を繰り返している。

 これに反論しその神話・虚構を崩すには、支援団体以上の熱意と執拗さが求められるが、日本には官民双方にそれがない。
あらためて国家的レベルで調査や検証に取り組む覚悟が必要かもしれない。
ソース(MSN産経ニュース

慰安婦の碑:政府が韓国に抗議、早期撤去求める
毎日新聞 2011年12月14日 20時26分(最終更新 12月14日 20時30分)

ソウルの日本大使館前に設置された元従軍慰安婦を象徴する「平和の碑」=2011年12月14日、澤田克己撮影
 政府は14日、韓国の市民団体がソウルの日本大使館前に旧日本軍の元従軍慰安婦を象徴する少女のブロンズ像を設置したことについて、在韓国大使館を通じ、韓国政府に抗議するとともにブロンズ像の早期撤去を求めた。

 武藤正敏駐韓国大使が韓国外交通商省の朴錫煥(パク・ソクファン)第1次官に対し、「韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会が慰安婦の碑の建設を強行したことは誠に残念であり、早期の撤去を求める」と要請。朴次官は「慰安婦問題は日本政府が解決に向けて努力すべきだ」と述べたという。

 これに関連し、藤村修官房長官は同日の記者会見で、元慰安婦の韓国人女性らの賠償請求権について「日韓請求権・経済協力協定により、完全かつ最終的に解決済みだ」と述べ、政府として請求権をめぐる協議には応じない考えを改めて示した。

石破氏、李大統領への抗議要求…少女像問題
(2011年12月15日19時25分 読売新聞)
 自民党の「領土に関する特命委員会」の石破茂委員長(前政調会長)は15日、首相官邸で藤村官房長官と会談し、ソウルの日本大使館前に、いわゆる従軍慰安婦問題を連想させる少女のブロンズ像が設置された問題について、近く来日する李明博韓国大統領に対して野田首相が抗議するよう申し入れた。


 これに関連し、藤村官房長官は15日の記者会見で、「日韓の首脳会談で何をどう話し合うかは、今は予断を持って言えない」と述べるにとどめた。