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北朝鮮トピックス

泣いていない外国人、列車から降ろす?…北朝鮮
(2011年12月21日10時49分 読売新聞)
北朝鮮金正日(キムジョンイル)総書記の死去が発表された北朝鮮で、外国人の外出を禁じたり、出国を促すなど国内の締め付けが強まっていることが、同国を行き来する中国人の証言で明らかになった。一方、韓国と北朝鮮が共同で運営する北朝鮮の開城(ケソン)工業団地は20日も、平常通り操業が行われた。
北朝鮮当局は外国人に出国を促している」。20日、商用で同国を訪れ、高麗航空定期便で北京空港に戻った中国人男性は語った。

 平壌の大学に留学している中国人の女子留学生は、「平壌では多数の市民が金総書記の肖像などに花をささげて追悼活動を行っているが、北朝鮮当局は外国人の参加を禁止しているようだ」と明かした。

 同じく平壌で学ぶ中国人の男子留学生によると、金総書記の死去発表後、大学の教授が中国人やロシア人などの留学生に対し、「なるべく外出は控えてほしい」と指示した。北京の外交筋は「北朝鮮当局は、平壌の市民が外国人と接触し、金総書記の死去に絡む『うわさ話』などが流れることを警戒している」と指摘する。

 一方、インターネット上には、北朝鮮に出張していた中国人男性が「列車に乗っていると、多数の外国人が『(金総書記が死去したというのに)泣いていない』という理由で降ろされていた」との体験談が掲載された。男性が周囲の人々が泣くのをまねて大声で泣き叫んで、ようやく列車に乗ることができたという。