Art Site Horikawa-I

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広島からの話題など

原爆慰霊碑に金色の塗料 広島・平和記念公園

asahi.com 2012.1.4


ペンキがかけられた原爆死没者慰霊碑=4日午前3時59分、広島市中区、高橋正徳撮影

ペンキがかけられた原爆死没者慰霊碑=4日午前3時50分、広島市中区、高橋正徳撮影
 4日午前0時50分ごろ、広島市中区平和記念公園にある原爆慰霊碑に金色のペンキのような塗料が吹き付けられているのを警備員が見つけ、広島中央署に通報した。同署が器物損壊容疑で捜査している。

 同署によると、慰霊碑に「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」と刻印された文字をなぞるように塗料が吹き付けられているという。


南三陸町高齢者の2割 生活不活発病か 震災後に歩行困難
河北新報 1月4日(水)6時10分配信
 東日本大震災で被災した宮城県南三陸町で、長時間体を動かさないことで日常動作が困難になる「生活不活発病」の疑いのある高齢者(65歳以上)が調査対象の2割を超えることが、町と国立長寿医療研究センター(愛知県)の共同調査で分かった。
 調査の中間集計で判明した。介護を受けていない高齢者2702人の健康状況を分析した結果、「震災後、歩くのが難しくなり、今も回復していない」と答えた人は572人で、全体の21.2%に達した。
 仮設住宅入居者は震災後、871人中339人に歩行困難の症状が現れた。このうち261人は回復せず、生活不活発病とみられる高齢者の割合は30.0%に上った。内訳は町内が181人、町外が80人。
 在宅の高齢者も1831人のうち311人(17.0%)に、同病の疑いがあることが判明。被災した沿岸部が164人を占めたが、直接被災していない内陸部でも107人いた。みなし仮設などの町外住宅は40人だった。
 生活の不活発化の理由としては「することがない」「外出が少なくなった」「疲れやすくなった」との回答が多い。被災していない地域では、スポーツや趣味を遠慮する傾向も目立つという。
 調査した同センター生活機能賦活研究部長の大川弥生医師は「元気だった人にも頻発しており、深刻な事態だ。いったん歩きにくくなるとさらに動かなくなり、症状が悪化する悪循環に陥る」と指摘。予防や症状改善に向けた早期対策を訴える。
 対策のポイントとして、地域や家庭で高齢者の参加機会を増やすことを挙げ「日常生活の中で自然に頭と体を使うのが基本。高齢者が知恵と能力を発揮し、充実した生活を送れるよう周囲の工夫が重要だ」と語る。
 調査は10〜11月、同町の全町民約1万3000人を対象にした健康状況調査の一環として実施。訪問や郵送で回収した。


[生活不活発病]廃用症候群とも呼ばれる。全身の心身機能が低下し、筋力が弱くなったり疲れやすくなったりする。頭の働きが鈍くなり、認知症のように見えることもある。災害時、高齢者に起こりやすいとされる。
最終更新:1月4日(水)6時10分