「Space-1968」の再制作がほぼ終わりました。蛍光塗料を吹き付ける仕事。ハードエッジ的な仕上げなどかなりの日数(4〜5日)と神経を使いました。1968年当時の新しさの雰囲気を伝えられればと考えています。
当時のオリジナルです。十日町市展の「新しい美術」部門に出品。奨励賞を受賞、審査員は昨年なくなられた美術評論家の瀬木慎一さんでした。「新しい美術」部門は現在「現代美術」部門として継続されているという話を先日十日町市の作家に聞きました。
1968年の記録写真です。以前にも紹介していますが、今でも好きな作品です。
色合いが少し違うようですが、当時の雰囲気が出てきました。ディテールの仕上げに注意して進めています。後もう少しで完成です。
できるだけオリジナルに近づけるように1ミリ程度のゴミひもに蛍光塗料をしみ込ませて、1立方メートルの枠の8つの頂点から頂点へ張り渡します。このゴミひもは43年前のものです。何かに使えるのではと思って持ち続けていました。ゴムの弾性,張力などは劣化しているかもしれませんが使うことにしました。
アトリエで組み立ててみました。ゴミひもは大丈夫のようです。後は現場で組み立ててから考えます。
これで再制作の作業は終わったことにします。