Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

福島第一原発問題

コピペです。
<福島第1原発>貯水槽から汚染水が漏出
毎日新聞 4月6日(土)1時30分配信
 東京電力は5日、福島第1原発の敷地内にある貯水槽に保管している汚染水が漏出したと発表した。貯水槽は免震重要棟の西側にあり、貯水槽の外側の防水シートと内側の防水シートの間の汚染水を分析したところ、1立方センチ当たり約6000ベクレルを検出したという。この汚染水はセシウムを除去した後のもので、東電は「人体など環境への影響は小さい」としている。

 東電によると、貯水槽は1万4000トンの容量があり、ほぼ満杯状態だった。半地下の構造で、地下部分は三重の防水シートが敷かれ、地下への漏出を防いでいたという。

 漏出は5日午後10時ごろ、判明したという。

 収束作業が続く同原発では、原子炉を冷却する汚染水が敷地内に約26万トンたまっている。貯水槽は原発敷地内に7カ所あり、今回漏れ出した貯水槽は今年2月に使われ始めたものだったという。

 東電は汚染水の保管が限界に近づいているとして、処理後に海洋投棄も検討している。

福島第一「地下貯水槽」から汚染水漏れ
読売新聞 4月6日(土)1時5分配信
 東京電力は5日、福島第一原子力発電所で、地面を掘って遮水シートを敷いた形の「地下貯水槽」から、汚染水が漏れた可能性があると発表した。

 シートと土壌の間にたまった水から、1立方センチあたり10ベクレル以上の放射性物質が検出された。貯水槽には、低濃度汚染水から塩分などを取り除く「淡水化」によって生じる濃縮塩水をためている。東電は、シートが破れるなどして漏れ出たとみて調べている。

 貯水槽は、掘った穴を三重構造のシートで覆って作ったもので、容量は1万4000立方メートル(縦60メートル、横53メートル、深さ6メートル)。2月1日から貯水を始めていたが、シートと地面の間にたまった地下水を今月3日に採取し、検査した結果、放射性物質が検出された。これまでの定期検査では、検出されていなかったという。水の漏出量は不明。また、最も外側のシートと真ん中のシートの間にも水がたまっており、5日に分析した結果、同6000ベクレルの放射性物質が検出された。

福島除染作業:おかず野菜だけ 手当除くと日当1000円
毎日新聞 2013年04月04日 22時51分(最終更新 04月05日 12時20分)


除染作業員が会社側にサインを迫られた労働契約書=田鍋公也撮影
 野菜をゆでただけの夕食、1人当たり2畳で寝起き……。東京電力福島第1原発事故に伴い福島県で進む国直轄除染の作業員が、過酷な労働環境に置かれている。その対価は危険手当を除けば実質ただ働きで、つじつま合わせの「契約書」に署名を迫られるケースもある。ゼネコン中心の元請けから、幾重にも下請けが連なる構造の下、末端の作業員にしわ寄せが及んでいる。

 「人間として扱われなかった」。昨年9月から約2カ月、同県田村市で除染に従事した青森県の男性(59)が漏らす。8畳間のバンガローに同僚と計4人が押し込まれた。最初の夕食に驚いた。おかずはナス、もやし、ピーマンをゆでただけ。会社に不満を言うと「ハム2切れくらい」がやっと追加された。

 作業は、原発から20キロ圏内の急斜面での草刈りだった。商店などは近くにない。会社側が用意した昼食は、具のないおにぎりと漬物だけ。食事を作る女性に尋ねたら、朝食は100円、夕食は200円で賄うよう会社側に指示されていたという。

 「力仕事なのに信じられないほど待遇が劣悪だった」と男性は憤る。今年2月には福島県川内村で作業員(当時54歳)が作業中に倒れ心筋梗塞(こうそく)で死亡するケースも起きた。

 男性に仕事を紹介してくれた知人は「道路脇の草刈り。宿泊2食付き、日当1万1000円」と言っていた。実際その額を受け取ったが、国直轄除染は国から、日当とは別に危険手当1万円が支払われることになっている。危険手当を差し引くと会社側が作業員に支払うのは実質「日当1000円」。県内の最低賃金(5500円)の5分の1にも満たない。

 働き始めてから約1カ月後、日当欄が空白の「契約書」に会社からサインを求められた。同僚の契約書には▽額面計1万5700円▽宿泊・食費計4700円を控除▽手取り1万1000円−−と書かれていたという。3次下請けに当たる会社は取材に「危険手当を上乗せして支払っていたが、控除の労使協定なしに食費と宿泊代を天引きしていた」と答えた。

 作業員への支払いが中抜きされる多重下請け構造。ある建設業者は「うちに下りてきたときには危険手当分はなくなっていた」と証言する。この建設業者は知人の業者に仕事を丸投げしたといい「給与をたたかないと(削らないと)利益が上がらない。結局元請けのゼネコンがもうかる仕組みだ」と嘆いた。【関谷俊介】
ニュースの続きです。
汚染水、漏出か 福島第一 地下貯水槽から
朝日新聞

汚染水の漏水について説明する原子力・立地本部長代理の尾野昌之氏=6日午前1時36分、東京都千代田区内幸町1丁目の東京電力、内田光撮影

汚染水の漏水について説明する原子力・立地本部長代理の尾野昌之氏(左)=6日午前1時51分、東京都千代田区内幸町1丁目の東京電力、内田光撮影


 東京電力は5日夜、福島第一原発の敷地内にある放射能汚染水をためる地下貯水槽から汚染水が漏れた可能性が高いと発表した。東電は漏水量や漏れた原因を調べている。貯水槽の周囲の地盤や地下水に汚染水がしみ出ている可能性があるという。

 東電が5日、地下を掘って造った貯水槽(縦60メートル、横53メートル、深さ6メートル)の内側に設けられた三重の防水シートのうち、2枚目と3枚目の間の水を採取して調べたところ、1立方センチメートルあたり6千ベクレルの放射能を検出した。

 地下貯水槽は事故で溶けた燃料を冷やして出る放射能汚染水から放射性セシウムなどを除去した後の水をためる水槽。ストロンチウムなど多くの放射性物質が残っている。3日、三重シートの外側の水たまりで同10ベクレル程度の放射能が検出されていたため、東電が水質を調べていた。貯水槽の外に汚染水が漏れている可能性があるため、原子力規制委員会は5日夜、貯水槽の水を他に移すよう指示した。