Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

森蘭斉展

ギャラリー祥で妙高市出身の森蘭斎(1740-1801)展を最終日に見て来ました。ギャラリー空間で間近に見ることができ、作家の呼吸が伝わってくるようでした。


これからのギャラリー祥の企画です。

鯉の滝登りの絵がありました。同時代の円山応挙(1733-95)の同じモチーフの絵を思い出し頭の中で比較しながらとても興味深く鑑賞しました。



Webで円山応挙作品を調べてみました。鯉の滝登りの図が2種類見つかりました。
二幅対のものです。


三幅対のものです。

応挙の日光華厳の滝のスケッチ。確かな観察力です。

(ここに、香川の金比羅宮の障壁画に円山応挙と並んで森蘭斎の作品があるとする記述をしていましたが、私の読み間違えによるものでした。Jyoさんからご指摘いただきました。Jyoさんに感謝し、間違い記述をお詫びし、削除させていただきます。)
金比羅宮に作品があるのは「森寛斎」でした。寛と蘭を間違えた訳ですから恥ずかしい限りです。