特急「オホーツク」のATS非常ブレーキが利かない状態で走行していたことを謝罪する豊田誠・鉄道事業本部長(手前)と難波寿雄・鉄道事業本部車両部長=札幌市中央区のJR北海道本社で2013年10月8日午前0時3分、石井諭撮影
JR北、緊急停止装置すべてきかない特急運行
JR北海道は7日、特急列車の自動列車停止装置(ATS)など三つの緊急停止装置が正常に機能しない状態で、営業運行していたと発表した。
緊急停止装置が機能すると自動で非常ブレーキがかかる仕組みになっているが、ブレーキの作動に必要な空気圧を調整するコックが閉まっていた。緊急停止装置が三つとも作動しない状態になっており、衝突などの大惨事につながる恐れもあった。
同社によると、札幌―網走間を走る特急「オホーツク」の運転席が付いた車両1両で異常が見つかった。ATSのほか、緊急列車停止装置(EB)、緊急列車防護装置(TE)が機能しない状態に陥っていた。これらの装置は運転士が赤信号を見落とすなどした際、非常ブレーキがかかる仕組みになっている。
非常ブレーキの作動には、空気圧を調整する弁が正常に動くことが必要になる。弁の作動に必要なコックが、本来は開いた状態になっていなければならないが、ブレーキが機能しない閉まった状態になっていた。7日に札幌市内の同社工場で行った定期検査で発覚した。
(2013年10月8日02時00分 読売新聞)
暴力団融資、みずほ銀頭取も把握 これまでの説明と一変
朝日新聞デジタル 10月8日(火)15時43分配信
みずほ銀行が暴力団組員らへの融資を放置していた問題で、みずほ銀の佐藤康博頭取は8日、記者会見し、問題の取引を佐藤頭取自身や当時の西堀利頭取(すでに退任)も把握していたことを明らかにし、陳謝した。これまでは担当役員で情報を止め「頭取ら経営トップには報告していなかった」と説明していた。
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みずほ銀行の佐藤康博頭取は、暴力団組員らへの融資を放置した問題の責任を取って、政府の産業競争力会議の民間議員をはじめとする公職を辞職することを明らかにした。
朝日新聞社
みずほ銀頭取、暴力団融資を初めて謝罪 都内の講演会で
朝日デジタル
みずほ銀行が暴力団組員らへの融資を放置し、金融庁から業務改善命令を受けた問題で、同行の佐藤康博頭取は8日午後、東京都内で開かれた講演会の冒頭で「大変なるご迷惑、ご心配をおかけして、心から深くおわび申し上げる」と謝罪した。同行は9月27日に業務改善命令を受け、1週間後の4日に副頭取が記者会見したが、経営トップの佐藤頭取が公の場で謝罪したのは初めて。
佐藤頭取は「グループトップとして、事態の解明と改善策の策定に向けて、全身を傾けて参りたい」と述べた。
掲載画像はテレビ?より取材。