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東大寺執金剛神立像の話題(コピペ)

天平の極彩色文様、CGで復元・東大寺執金剛神立像


2013年12月2日05時24分
朝日新聞デジタル

 【松山尚幹】奈良・東大寺で年に1度だけ公開される秘仏、執金剛神立(しゅこんごうじんりゅう)像(国宝、8世紀)の制作当時の姿が、コンピューター・グラフィックス(CG)でよみがえった。東京芸術大と東京理科大の共同研究チーム(代表=籔内佐斗司東京芸大大学院教授)が、表面に残る顔料から天平の極彩色文様を復元した。
 甲(よろい)に身を固め、法具の金剛杵(こんごうしょ)を持って仏法を守る姿の塑像(そぞう)で、高さ173センチ。法華堂(国宝、三月堂)の厨子(ずし)に安置されている。
2年がかりの研究の結果、甲の金箔(きんぱく)の上の雲文(うんもん)や唐草文、腰回りの小札(こざね)の孔雀(くじゃく)の羽根や対葉花文(たいようかもん)があざやかに再現された。CG制作を担当した山田修・東京芸大大学院非常勤講師は「ここまで鮮やかなのは、特別な空間にいる、人間を超えた存在を求めたためでは。当時の人々の仏教への思い入れの強さがうかがえる」と話す。
 報告会(東大寺、一般社団法人大仏奉賛会主催)が8日午後2時から奈良市東大寺総合文化センターである。無料。先着300人。問い合わせは寺(0742-22-5511)


註:年に一度の公開日は12月16日