Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

丹羽勝次さんのリンゴ作品の話

静岡の丹羽勝次さんの描かれた「リンゴの絵の一部がめくれ返されている作品」が出て来たそうです。友人の白井嘉尚さんのface bookから引用させていただきました。
この作品をみて、即座に当時の「おぎくぼ画廊ニュース」12号1966.5.15の石子順造さんの「知覚と統覚と幻覚とー影は柳(まこと)か佑介さんかー」を思い出しました。
丹羽さんは昭和6年生まれです。この時期には30歳代後半になっておられます。思考、分別、技術など十分に身につけられて以降の作品です。この作品にも石子さんと幻触グループの皆さんとの交流、影響関係が色濃く見て取れると考えます。

この「おぎくぼ画廊ニュース」の話を堀川紀夫が受け売りで指導した経緯を経て、1969年の新潟県十日町市展に「りんごの気持ち」と題した大久保淳二さん(当時高校1年)の作品が出品されました。
「新潟現代美術家集団GUNの軌跡」展に出品する為に。その作品が再制作(2008年)されました。右側に本物のリンゴが使われています。