Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

GW/2009.5.5

こどもの日に鯉のぼりの風景である。この時節に、日本のどこにでもある変哲のない風景である。クリアな青空ではなかったが新緑に映えて爽やかな風に泳いでいた。しかし、この鯉のぼりは、私たち夫婦が娘夫婦の子ども=孫に初節句のお祝いに贈ったもの。この鯉のぼりを見に80kmくらいドライブし南魚沼の浦佐まで出かけた。その意味で特別な意味を持つ風景である。それぞれの鯉のぼりにそれを特殊化、個別化する人の想いがある。鯉のぼりはエアー・アートの一種である。

浦佐には以前から別の縁があった。浦佐スキー場の中腹に中学校時代の恩師の北条明義先生制作のモニュメントがある。昭和41年3月18日に浦佐スキー場で雪崩があり、ロッジがつぶされて8名の死者と碑文に刻まれていた。遭難者を慰霊する像である。昨日、初めてその近くに寄ってみた。浦佐は北条先生の初任の地。その次の赴任校が私の菅原中(現清里中)。先生は、夏休みに全身像作る本物の姿を見せてくださった。像は41年11月に建てられていた。像は八海山の方向に向いて立っている。先生は既に鬼籍に入られた。昨日は先生の魂に会ったように思う。




ドライブの途中、十日町信濃川で石を採取した。「石を送るメールアート」に使用するためである。十日町橋の近くの川東側と川西側で1970年の「雪のイメージを変えるイベント」を実施した場所近くの二カ所の河原で拾った。合わせて12個採取した。最近はおにぎりのような形の石を採取してしまう。


この写真はワイフの撮影。何をしているのか、河原に一人の男。感性としか言いようのない物差しにより石を物色している場面である。