Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

阿修羅展など

6月2日。快晴!ホテルを出発し勝どき橋を渡る。水面の日差しが反射し美でした。

15分くらい歩いて築地の問屋街へ到着。その一角で朝食。活気ある路地を歩くと、何となく元気が出てくる。

朝食はウニ入りの海鮮丼でした。

そして、次は浅草寺を参拝し時間を調整して、阿修羅展を見に上野の国立博物館へ。開場9時30分の15分前くらいに着いたが、既に2000人くらいの長蛇の列。開場後30分くらいの待機時間で入場。本当に大変な混雑でした。昨日の新聞によるとこの日で観客は80万人を突破で国内の有名作品展示では最高動員数を記録したそうです。会場を出た頃は「待ち時間110分」と係員がガイドしていました。
快晴で強い日差しでした。日傘が貸し出されています。

混雑にまぎれて阿修羅様を撮影してしまいました。阿修羅様は赤みを帯びた光でライトアップされ、神々しく400人くらいの視線を一身に受けておられました。

阿修羅様を見た後、上の森美術館の「neoteny japan」を見ました。若い世代の作品の現状を確認。特に感動するような作品はありませんでした。その後BarthHouse の中西夏之さんの個展へ。広い公園を行ったり来たりで、かなりの距離を歩きました。
途中の欅の日陰でヘブンアーティスト、木琴ザイラなどの打楽器を駆使される大道芸の「立松正宏さん」が演奏されていました。この方から八千浦中学校に務めていた最後の年に公演に来ていただいたことがありました。元気に頑張っておられました。次回は声をかけたいと思います。

続いて、東京都現代美術館へ。清澄白河駅から歩きました。新潟現代美術家集団GUNの作品の寄贈の手続きについてF学芸員さんにお話を伺いました。その後「池田亮司」展と「常設展」を見て、一日の日程を終わりました。池田さんの作品は「映像」と「音響」の組み合わせ。このようなメディア・テクノロジーを駆使した作品を本格的に鑑賞するのは初めて。いつも数分くらいで熟読玩味しないまま通り過ぎてしまう。床まで白くした空間に黒の音響装置が配置された部屋。具体的なイメージで形容できないデジタルな記号的映像と音楽を投影。じっくりと作品に向き合える簡素さも持つ贅沢な室内作品でした。メインの大作の部屋で腰を下ろして見ていたら、程よい暗さと音のリズムにうとうととし、しばらく眠ってしまいました。