Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

雪アート2010(中里)報告関連

以前(1月8日)に質問の形で掲載した江戸末期の名僧大訥愚禅さんの書の読みが分かりましたので御知らせします。愚禅さんの墨書・墨跡のお陰で雪アートの「大蛇の降臨」を実施することの意味が地元の大蛇伝説との関連と合わさってより深まることをもう一度確認しておきたいと考えます。
画像は松代区の桐山のマーリア・ヴィルッカラの作品の家の奥座敷の床の間に掛けられている軸です。2006年に見て気がかりとなり、昨年の夏にデジカメで撮影しておいたものです。昨年の11月に松代の郷土資料館に同じ内容の軸が掛けられており、興味がそそられその意味の解読を試みてきた訳です。
大訥愚禅和尚さんの「一筆龍」。これを火防せ(火伏せ)の龍と呼んで魔除け災難除けの軸としている。

左の二行の賛の読みは「家過在災神 日献四海水」(家にたまたま災神あり、日に四海の水を献ず)出典は以前にも紹介した「愚禅和尚物語」105p。