Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

記憶の数字(松沢宥)

今日は歯医者の日なので板倉へ車を走らせていたら途中で携帯の振動に気付いた。車を止めて電話に出てみると相手は富井玲子さん。NY在住の方なので「何処からかけているのですか」と尋ねると瀬戸内の犬島という応え。柳幸典さん関係の仕事で明後日ころまでの日本滞在と言う事でした。
私との話の中心は8月の5thBlue Sky Project展のスケジュールの確認。富井さんは瀬戸内国際芸術祭2010を見に来る予定があり、それに続く旅程として7月31日のBSPオープン初日にこちらにお出でいただけるとのこと。初日のメインは富井さんのレクチャーとなります。
富井さんはNYを拠点に日本の現代美術を国際的に広め伝えておられるお方。2001年のCentury City展のキュレーターをされて私を出品者に選んでくださった方。また撮影された2001年9/11の写真からBlue Sky Project展のコンセプトが生成したとい協働関係の方。
さて、富井さんとの電話の後で歯科治療を済まし、スーパーしみず屋で野菜と魚の買い物をした最終段階で今日の話題が生まれました。
今日の買い物の代金が2,222円という珍しい数字。ウドやコシアブラ、椎茸などと一緒にM・デュシャンの作品関連の甲イカを今回も買っていました。
2222と言う数字は富井さんとの関係の濃い故松沢宥さんのコンセプトにつながっていきます。。
折しも今は松澤さんの故郷諏訪の御柱祭りの期間中。木落しを終えて下社の御柱は注連掛で養生されています。6年前に私は家族旅行でこの御柱祭り見学にでかけ松沢さん宅に押し掛けてお世話になったのでした。そのことを最近思い出していたのです。
今年は御柱祭りに伺って松沢さんの墓に参りたいと思っていながら決断しかねていたので、このレシートが冥界の松沢さんからのメッセージに思えました。5月8日〜10日と下社の里曵きです。下社春宮、秋宮の柱が立つ御柱祭りの最終日程です。松沢さんの墓参りをメインに下諏訪に行ってきたいと思います。また、このレシートを私の作品に位置付けることにします。