松沢宥作品-9
松沢さん宅の「ψの部屋」を見て二階から下りようとした時に、右側の障子戸の部屋から光が発せられるように感じ、入口を空けて中を見させていただいた。寝室のようでした。左側の壁(北方向)に作品が輝いていました。作品がふさわしい場所にあり、松沢さんが今も部屋に居られるようでした。
(この作品を初めて見たようでしたが「川口現代美術館」での個展「スピリチュアリズムへ・松澤宥」のカタログに収めてありました。)
5月8日の墓参で松沢さん宅を訪問し撮影させていただいた作品等の連載はこの9回目で終了させていただきます。1964年以降の松沢さんの作品は非実体的なものです。「松沢宥美術館・ψの部屋」を実体化するとすれば電脳空間に設けることが一番ふさわしいし、実現可能ではないかと思いました。(この連載が松沢さんの美術館のあり方への提案となれば幸甚です)