Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

個展はあと3日

今日の朝日新聞の新潟版に個展の案内が掲載されました。小品が中心なので本格的な個展ではありませんが20年の歩みと今につながるコンセプトを概観する作品群で構成しています。

地元の個展なので毎日詰めていますが、観客は一日で10名以内くらいです。美術はどうしても感性の前に認識がバリアとして立ちはだかっているので、美術(=絵を描いている人)でも話しが伝わらないことが多いです。
さて、駐車スペースの関係でギャラリーへの往復はオーナーの福嶋さんの車に乗せてもらっていますが、昨日は9時から歯医者に行く用事があったので11時頃にバスで行きました。バス代金は片道190円です。このバス路線で乗車すると最近はほぼ毎回貸し切り状態か数名のガラガラ状態です。行く先の高田本町は正に空洞化の一途を辿っていることを証明する一例です。
よく利用するバス停は南本町2です。そのすぐ近くに富岡洋服店があります。そこは画家の富岡惣一郎さんの生家です。家業の洋服店はもう廃業されたように見えました。そのバス停を利用するたびにトミオカ・ホワイトの作品を思い出します。

バス停の雁木の柱に付いていた吸い殻入れ。高田市の名前があり40年以上前のものでした。吸い殻が入っていて現役の吸い殻入れですがトマソン・アートに見えました。

これは昨日の続きに位置するもの。高柳のグルグルハウスの割烹の往時を偲ばせる置物。狛犬と米俵の上の大黒様のようなのですが、大黒様の顔が3つあるようで、ちょっと不思議なものです。持ってみたら石彫でした。次回伺った際に詳しく観察してきます。