時差スタンプ「疎い発言」
久しぶりのスタンプです。発言に実力のなさが出てしまう管総理大臣だと思います。
時事ドットコムより
菅首相、予算委控え痛手=沈静化に躍起−「疎い」発言
米格付け会社による日本の国債格下げを受けた菅直人首相の「そういうことに疎い」との発言が28日、波紋を広げた。野党は「危機感を欠く」と非難し、首相は終日、釈明に追われた。衆院予算委員会での本格論戦を前に、首相自ら攻撃材料を提供した形で、痛手となるのは間違いない。
「まだ聞いていないという意味で、その(格下げの)情報に疎いと言った。格下げについて疎いと言ったわけではない」。首相は28日夜、発言の真意を記者団に重ねてこう釈明。ただ、発言の影響を懸念していたのか、「きょうの相場で大きな影響が出ていない点は良かった。まだわが国に対する信頼があるんだなと思っている」とほっとした表情を浮かべた。
国債格下げは、巨額の財政赤字を抱える日本にとって金利の上昇要因となり得る材料で、決して軽視できない。官邸サイドは「誤解を招くことはない」(枝野幸男官房長官)と沈静化に努めたが、「疎い」発言は、格付けへの認識不足を首相自ら認めたとも受け取られかねない。自民党の谷垣禎一総裁は記者会見で「(格付けを)よく知らないという本音が漏れた」と批判した。
格下げが報じられたのは27日午後5時ごろ。その後、午後6時すぎの「ぶら下がり取材」で首相の発言が飛び出した。関係者によると、首相はこの後、担当秘書官を呼んで、報告の遅れをとがめたという。野党は、情報が伝わらなかった「空白の1時間」も追及する方針だ。
今回に限らず、首相の発言は危うさがつきまとう。昨年12月の沖縄訪問の際は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)移設問題で沖縄側の反対が強い名護市辺野古への移設方針を「ベター」と言及。民主党政権に振り回されてきた沖縄の感情を逆なでした。同月の自身の後援会会合では6月以降の政権運営について「仮免許だった」と語り、野党の批判を受けた。
藤井裕久官房副長官は民放テレビの番組収録で「言葉としてはどうかと思う」と苦言を呈し、政府関係者も「首相の日本語能力の問題だ」と半ばあきれ気味だ。民主党内からは「信じられない。防ぎようがない」(幹部)と国会日程への影響を懸念する声も上がった。(2011/01/28-23:02)