Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

爺の時事川柳-5

1.福島第一原発は爆発後一月経っても予断を許さない状態です。報道される内容から現状を理解しようとするのですが、安定への展望を見つけ出すことが出来ません。そんな不安な気持ちを詠んだ爺の時事川柳です。以前の作品と重なる内容もあります。読者の皆さんコメント欄で添削してください。

文明を 転換せよと 天の声
一月が 経ってレベルが 7となる
一月が 経っても見えぬ 建屋内
爆発後 一月経っても 不安定
廃炉へと 十数年の 長い旅 
采配の 先が見えない 菅総理
復興へ 展望描けぬ 核汚染
汚染水 流して世界に 恥さらす 
安全を 唱えし学者ら どう動く
原発の 果実をむさぼる 大都会
さまよえる 牛犬猫らも 被害者だ
人災だ 原因見極め 罪正せ
東電を 歴代政権 支え来し
天罰が 何でもするに 一転す
頭下げ 演技で繕う 罪深さ
原発 唱え続ける 反原発

2.中高生向け原発学習サイトです。
http://www.atomin.go.jp/yougo/index.php?type=2
3.東電社長、福島会見「1カ月の節目」
2011/04/12 00:51
 福島市で行われた東京電力清水正孝社長の記者会見の主なやりとりは次の通り。

■出処進退は…

 −−被災者への言葉は

福島県民のみなさま、発電所を立地させていただいている方々に、震災あるいは津波に加えて、放射線放出という事故が加わり、心身両面で大変ご苦労していただくことに対し、改めて深くおわび申し上げたい。申し訳ない気持ちでいっぱいでございます」

東電副社長会見(3完)「包み隠さず報…
枝野長官会見(2)東電との統合本部「…
 −−東電は収束の見通しを福島で示すべきでは

 「さまざまな技術、見地から取り組んでいるということで、その上で1日も、早く取り組むということを申しあげている」

 −−収束の時期は見通せないのか

 「1日も早くやるということでございます」

 −−原子炉の圧力容器と格納容器は現在どのような状況なのか

 「技術的な評価については、現時点できちんと公表できる段階ではない。いずれ専門的な見地からしっかりと公表できる段階になれば公表していきたい」

 −−勝俣恒久会長は1〜4号機の廃炉に言明した。同じ考えか

 「現実に1〜4号の今の状況を見ると、廃炉の可能性は否定できないと私は思います。1〜4号は現状からすれば、廃炉はやむなしという可能性を、私も考えている」

−−政府は5、6号機も廃炉にすべきと考えているが

 「現時点でコメントできる状況ではありません」

 −−第2原発

 「まったく同じ。コメントできる段階ではない。1日も早い福島第1の復旧に全力を挙げるのが私どもの責務だ」

 −−事故の原因をどう考えているか

 「いずれ『技術調査会』などの場でしっかりと検討されるんであろうと思っている。私の責務は原子力プラントの1日も早い事態収束。これに向けて取り組むのが責務と考えている」

 −−地震後、今までやってきた対応に間違いはなかったのか

 「そう思います」

 −−出処進退は

 「創業以来の危機的な状況と認識している。これをいかに克服するかが私の責務であり、進退を申し述べる段階ではないと思っております」

 −−経団連副会長、電気事業連合会会長の役職は

 「まったく予断をもっておりません」

■補償と責任は…

 −−震災からちょうど1カ月のタイミング、しかも知事が面会を拒絶しているのに来た意図は

 「ひとつの節目は大事な時期だと認識していた。特にオフサイトセンター、各方面の方々に私の言葉で感謝の気持ちをお伝えしたい、とこちらに来た」

 −−被災者に会わないのはどうしてか

 「近々予定をつくっていく所存だ。具体的な日程はこれからだ」

 −−また来県して被災者に会うのか

 「私自身も含め、関係する役員も含め考えている」

 −−体調は? 指揮をとる体力はあるのか

 「一時体調を崩したが、現在は万全の体制で望めると考えている」

 −−風評被害の補償と補償責任は

 「大変大事な問題と考えている。まず政府と協議し、基本的な方針、方向が決まったら、事業者として最大限、自治体との相談を速やかに行いたい」

 −−被害の範囲は

 「漁業、林業なども含めて、かなり風評被害も起こっている」

 −−原子力発電の継続について、県民の理解は得られるか

 「まずは事態の収束第一ということ。今の時点でコメントは控えたい」

 −−なぜ今日きたのか。県民感情と開きがある

 「1カ月の節目という気持ち、認識もあった。黙とうという気持ちも込めて現地にお邪魔した」

 −−ひとりよがり、会社本位なのでは

「私自身の気持ちとして震災1カ月が大事だと認識した」

 −−今回の事故は人災か

 「いや、事故調査委員会などで認識するということで、私自身がコメントすることではない」

 −−安全なはずなのに、なぜ爆発したのか

 「これからの事故調査委員会などのできちんとした評価がなされるものと考えている」

 −−避難所で世話する東電社員を見かけないが

 「避難所には東電からのべ400人超がお手伝いにいっている」

 −−わかるようにやっているのか

 「(担当幹部)各自治体のから『(東電の)作業着はできるだけ避けてくれ』といわれている。それに従って手伝いをさせている。下働きの面で協力させてもらっていて、なかなか(被災者に)映らないないことはある」
4.付け足しです。社長のお詫びスタンプです。

5.「東電に裏切られた」 最悪の事態に県民悲痛
 「福島のイメージダウンにならないか心配だ」。福島第1原発の事故の評価が、チェルノブイリ原発事故に並ぶ最悪の「レベル7」に引き上げられることになった12日、県民の間には大きな衝撃が走った。原発周辺地域の避難住民からは「『安全だ』と言い続けてきた東電に裏切られた」「もう地元には帰れないかも」との強い憤りや不満が噴出。観光関係者らからも影響を心配する悲痛な声が上がった。
 「10年以上にわたって観光業への甚大な被害が予想される」。福島市観光物産協会の渡辺和裕会長は「レベル7」への引き上げに大きな不安を訴えた。震災後からストップしていた新幹線がようやく再開、観光の復旧に向けて動きだそうとしていた矢先だけにショックは大きい。
 故郷を離れて避難所生活を送る住民らの間にも重い空気が広がった。福島市に避難している南相馬市小高区の三本松貴志さん(37)は「引き上げのタイミングが遅い。東電、国には見通しの甘さを感じるし、何事も後手を踏んでいる」と厳しい口調で話した。
 他地域に比べ、高い放射線量が測定されてきた飯舘村の嘱託職員菅野正美さん(62)は「今さらレベルを引き上げても遅い。国や東電は原発の危険性を知らない人たちをだましていた」と憤りをあらわにした。
(2011年4月13日 福島民友ニュース)