日食の記録
本日の日食という天体ショーは私の人生最後の大規模なものということは理解していました。そんな意識を持ちながらあまり準備もせずにその時をむかえ、それでもと記録とその場で思いついた作品づくりにつとめました。
欠け始め。溶接用のプラインドをカメラのレンズの前に付けて撮影。
私のところでは金環にはならないのでこれくらいが最大の食でした。日食観察専門のアルミ箔をカメラの前に付けてようやく撮影する事ができました。
5ミリくらいの穴あけパンチで作ったピンホールによる像。
左手の指の隙間からの像。これは、ピンホールの像を撮影していたときに見つけた本日の発見です。作品になっていると思います。
アトリエの2階の障子にできていた穴からの像です。障子の格子に沿って幾つもの穴があいている事がわかります。日食の後半です。
ここで手と足に写してみました。ちょっとピントが甘いですがその場で見つけた記念すべき作品になりました。
家の前の道路に写った小木漏れ日の像。この写真を撮った時、日差しが少なく少し寒く感じました。近所の子供と一緒に彼方此方にできた木漏れ日の日食の像を楽しみました。
こちらでは色の終わりが9時2分でした。約2時間あっという間に過ぎました。人生最後の天体ショーという言葉を終わってから改めて噛み締めました。最初から最後まで雲がかかる事の無い天体ショーでした。
(追記:12時前の民放テレビニュースで知ったのですが、2035年に私達の上越地域で皆既日食が見られるとの事でした。次の2035年までは23年もあります。私がそこまで生きていたら奇跡でしょう。私は鬼籍に入っていると思います。)