前山忠−2
前山忠−2です。糸魚川市展での受賞の後、前山さんは東京へ出かけて関心を寄せる相当数の作家を訪問します。そして、翌年、ルナミ画廊で個展。
個展の後は作風を豹変させポップアートを開始。糸魚川市展にトロンプのクイーンとジョーカーを畳一枚くらいに拡大した作品を出品。11月には赤塚行雄を招聘して5人展をプロモーター役で開催。卒業制作はアルミサッシの窓ガラスをキャンバスにし女性の顔のシルエットを描いた作品となった。
その卒業間近の1967年3月にいただいたF0号のスケッチブックを用いた手作り冊子である。「鏡(あるいは虚の充満)」が次の鏡を使った作品群を生み出すコンセプトのように思われます。
前山さんは近くの中学校に新採用となります。
そして、ルナミ画廊で2度目の個展を開催。
この個展のことは2008年発行の「新潟現代美術家集団GUNの軌跡」(2000円で販売しています。残部少し有りますので購入希望者はお申し込みください。)を見てください。このブログで掲載するものはその冊子の補充資料となるものです。