Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

PEACE&LOVE2012始まる

妙高市のスタジオゼロでのPeace&Love2012展が始まりました。9.11にこだわり関わる企画です。2005年に始まり、今年で8回連続の開催です。この企画展の特色はテーマはPeace&Loveで一貫ですが共通の素材が提出されること。今年の素材は、漁業で使われて来たガラスの「浮き球」。私には扱い難いものでした。

DMです。

私の作品は落として割ってできたかけらをキャンバスに貼付けたもの。タイトルは「Piece&Light」で見た目はかなり上品にできました。が、突き抜けた発想ではないので75点くらいの出来と自己評価しています。もっと粉々にしてガラスの粉にして展示してみようと考えたのですが。そこまでやらずに中途半端なところで一応の作品にしています。

会期は始まりましたが、まだ作品は全て搬入されておりませんでした。素材の困難性が作用したと推察されます。
今日は、舟見里留、前山忠、丸山和夫、三上祥司さんの作品を紹介。他の作家の紹介は後日にさせていただきます。
舟見里留 細い角材で浮き球を包む建物を造り、その中央の座に偉い人の人形を据えています。

前山忠 浮き球を眼球と見立てています。その眼がキャンバスの切れ目から外界を見ています。その眼に放射能マークが写っています。

丸山和夫 黄色のカプセルから銅板でつくられた花が咲いています。その花びらの中心に浮き球が使われています。

三上祥司 柏崎の海岸で拾い集めた石ころやガラスをボンドで付けて彫刻を生成させています。海で使われていた浮き球が眼や顔となって石ころやガラスたちと順接し、自然に生まれでた妖精のようなイメージを形成しています。