Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

玉川勝之さんの個展

玉川勝之さんの個展が柏崎の游文舎で開催されています。会期は16日まで。玉川さんによると一点の制作を完成させるに約二ヶ月。生業の鍛造・槌器の仕事を果たした後の時間帯で制作。銅板をなまし、たたいて形と景色をつくるの伝統技術の匠技を駆使。その上にさらに磨いたアルミ片を鋲止め。10年間の気の遠くなるこつこつ努力の成果。古今東西のボディアートの系譜に確かに位置づく重層的な意味・意趣あふれ、見飽きることのない作品群です。

8日のオープニングのスナップ。




これらの作品群の他に新聞広告の宣伝文、キャッチコピーの一部分をだじゃれっぽく加工しタイル状に規則的に鋲止めした作品が3点。その文明批評・諧謔の数々を見る=読ませるための拡大鏡が作品の傍らにしつらえられています。
本日の新潟日報の「あーとぴっくす」に渋川綾子さんによるこの個展の記事が載っていましたので掲載させていただきます。