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太陽の党が吸収される

維新、二枚看板で衆院選へ=合流優先、「野合」批判も【12衆院選
時事通信 11月17日(土)20時50分配信
 日本維新の会が太陽の党を吸収し、石原慎太郎東京都知事橋下徹大阪市長の「二枚看板」で来月4日公示の衆院選に挑むことになった。ただ、隔たりの大きかった主要政策には、考え方の擦り合わせを先送りしたものもある。政策の違いに目をつむり、合流を急いだとの批判もあり、二大政党を脅かす勢いを得られるかは不透明だ。
 「野合と言えば、民主党だって自民党だってそうじゃないか」。石原氏は17日、大阪市で橋下氏と共同記者会見に臨み、「野合」批判にこう反論した。橋下氏も「考え方が全部同じだったら北朝鮮になってしまう。何から何まで一致する政党なんて世の中にない」と強調した。
 両党の合意文書には「消費税の地方税化」など、太陽が維新に譲歩して方針を明記した項目もある。ただ、原発政策は「新しいエネルギー需給体制の構築」とあいまいな表現にとどめ、環太平洋連携協定(TPP)も「交渉には臨むが、国益に沿わなければ反対」と判断を先送りした。
 橋下氏は連携協議に当たって「政策の一致」を譲らず、太陽の所属議員も党の独自政策にこだわった。太陽所属議員の一人は「合流できるはずがないと思っていた」と語る。にもかかわらず、双方が最終的に歩み寄ったのは、「石原氏の執念に押し切られた」(太陽関係者)ためだ。
 もっとも、太陽側には割り切れない思いもくすぶる。所属議員の一人は「頭にきた」と吐露。平沼赳夫共同代表も17日、都内の記者会見で「いろいろ疑問点はある」と率直に認めた。平沼氏は「だんだん疑問を解消していきたい」と語ったが、合流後に不協和音が生じる可能性もある。
 一方、新生維新の誕生に、民主、自民両党は警戒を強めている。民主党安住淳幹事長代行は17日、仙台市で記者団に「典型的な野合。政治不信を増長する」と批判。自民党石破茂幹事長も広島市内の講演で「考え方がばらばらの人が政権を取っても、何も決まらない」とけん制した。

太陽の党がこの世に存在していたのは5日間でした。
太陽の党というネーミングの良さからこの石原慎太郎さんの動きはアート的なパフォーマンスとして記憶に残るのではないかと思われます。