Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

高岡市立美術館へ

 高岡市立美術館の「アクションと動きのある絵画」-拡散する画面-を舟見倹二さんと見に行ってきました。メインの作品は新収蔵の篠原有司男さんの2007年の高岡市での「ボクシングペインティング」。私は、この「ボクシングペインティング」のライブをDVDで撮影させていただきました。その後、高岡市美術館がアクションの痕跡として残された絵画を収蔵する運びとなり、そのライブのDVDが補助的資料として必要ということになりました。そのようなことの成り行きから篠原さんから要請があり、寄贈させていただいたわけです。初めて訪れた高岡市美術館は1990年代のお金があった時期を伺わせる贅沢な建築物でした。
 篠原さんの大画面の左下のテレビに私のDVDがエンドレスで再生され続けているのを確かめてきました。現代美術を始めた頃の兄貴分の篠原さんの役に立って喜んでいる次第です。アクションの痕跡としての絵画とそのアクションのDVD映像が相補的に作用し、良い展示となっておりました。その他、堀浩哉さんの大絵画もあり、楽しめました。


この後、入善町発電所美術館の「塩田千春」展を見て帰ってきました。発電所跡の大空間を病院ベットの実体オブジェ30基以上をつり下げて構成した大がかりな作品で、見応えはありました。この展覧会は、様々なメディアで好評で取り上げられています。