Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

地下のVoidを求めて

昨日、山田健二さんの年賀状を紹介させていただいた。そのTitleに用いられているVoidで考えることがあった。
昨日、我が家の消雪井戸の工事をした。年末からの降雪で、水源が枯れてしまったので水源を求めて深く掘り下げた。
ポンプをはずして井戸の深さを測ってみると9m近くだった。それをまず60cmくらい下げて、さらに20cm下げた。取水口の位置を下げているが、下げればそれだけ水源が豊富になるというわけではない。地下の水脈や水のたまり場所にめぐり会う幸運をつかむかどうかである。業者の工事に立ち会いながら、まさに見ようにも見ることができない地下のVoidに想いをめぐらしたわけである。
地下のVoidへの入り口。

取水口を下げて、取水管の中を荒い、ポンプを接続して水の出具合を確かめる。

バケツの中の黒いものは、水に混ざって上がってきた砂。地下約10mから上がってきた。この砂を使って、何らかの作品をつくってみようと思う。

削岩機の上に体重を乗せて、振動を与えつつ1〜2mmくらいずつゆっくりとしたスピードで管を下げていく作業。

大小の削岩機。

最初は濁った地下水が上がってくる。出る水量は安定している。とりあえずこの深さで工事を終了。

ポンプを改めて取り付ける。

手袋の上から地下水の温かさが伝わってくる。

徐々に出てくる水がきれいになってきた。

道路の消雪ホース。これで今年の冬を乗り越えることができそうです。