今年はワールドカップが南アフリカ共和国で開催される。その開会が迫ってきている。私自身はサッカーファンでもなく、その事で特別にもり上がったりはしないのだが、南アフリカで思い出す展覧会がある。それは、アパルトヘイト否国際美術展(1988年)である。この展覧会は北川フラムさんがプロモート(事務局長と言う立場)して500日間全国展開し観客30万人を動員した巡回展である。その展覧会を当時私が勤務していた吉川中を会場に生徒と一緒に開催した。観客は一日開催で約1000人。もう22年も前の事になるが記憶に残る前代未聞の展覧会であった。この時点ではまだ南アフリカに自由はなかった訳である。