Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

大地の芸術祭閉会式でのこと、そして次へ。

閉会式の最後の挨拶で津南町長は各方面への謝辞のあと、今回の大成功と次回への決意・メッセージ・結束をアピールするような意味で「芸術は爆発だ!」と言った芸術家がいた、と前置きをされ。そして北川フラムデレクターの名前を呼びステージ上に誘い、がっちりと握手!そして、北川フラムに「芸術は爆発だ!」を言うように促し、北川がマイクを手に「芸術は爆発だ!」と大きな声で叫んで、拍手喝采!という次第でした。岡本太郎が言った「芸術は爆発だ!」ですが、今回は「観客、来場者が沢山!」「大地の芸術祭が大成功!」の意味を表すために使われたということです。
天候に恵まれ、観客が沢山「数十万人」押し寄せ、興行として経済効果は「数十億円」という発表が遠からずなされます。そのような視点と違った意味で観客の皆さんのパスポートの「スタンプラリー」のスタンプ記録がびっしりと打たれている例が多く、鑑賞行動を促す効果が大きいことが今回も実証されたと思います。
私は何を言おうとしているか。つまり、アートを沢山次々と鑑賞する行動がアートの親しむ、理解することの大切な一歩であることは自明な訳ですが、「楽しむこと=アートの消費」からの次の一歩が何であるのかという視点。作り手の側からの視点。ポピュリズムとは異質の視点など。
さて続く「大地の芸術祭の秋のプログラム」の一環でギャラリー湯山のグループ展「9つの地平」があります。とにかくグループ展を開催する取り組みがまず目の前にあるのですが、表現の質の向上のことなど、企画と運営の前途は多難です。



早速、新聞報道がありました。本日の新潟日報です。