Art Site Horikawa-I

書くことを積み上げ、アート生成に向けての発想・構想力を鍛える。

大久保淳二さんのこと

大久保淳二・大久保千秋さん夫婦による「ふたすじの軌跡展」の案内が届きました。この二人は武蔵野美大の陶芸クラブで出会ったと伺っています。結婚後30数年、淳二さんは美術科教師の傍ら多彩な制作活動を千秋さんは陶芸作家として歩んできました。わたしは、その間を陰に陽に、近くから遠くから可能な限り見つめて来ました。夫唱婦随あるいは婦唱夫随の二人三脚とも言える沢山の作品が展示されるようです。楽しみです。


大久保淳二さんは昭和43年(1968)に十日町市の中条中学校に教員として採用された社会人としてのスタートの年に出会った生徒です。そして、それ以後お付き合いあるかけがえのない人物です。
私の手許に大久保さんの中学校時代の版画作品があります。この作品は先日掲載した金子重春さんと同じ言わば指導資料の名目で集めた生徒作品コレクションの初年度収蔵作品の一つです。
淳二さんは中学三年でこのような完成度の高い作品を作りました。サイズはA4です。

その他の授業で取り組んだ風景写生、心象画、オブジェ等の作品も素晴らしいものでした。特に建物を描いた写生画には驚いたことを思い出します。それらの画像が無いのが残念です。
以前に大久保さんの事について少し書いています。
http://d.hatena.ne.jp/niigata-art226/20090408/1239176870